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某テーマパークのアルバイトで学んだ事。

こんにちは。
たなゆーです。


今回は某テーマパークでのアルバイト経験は大変なのか?
というテーマでお話をします。


実はフリーターの時に半年だけアルバイト経験をさせていただきました。


結論は
【その後の人生でこの経験が大きく活かされてます】


そんな貴重な体験談などを皆さまへ共有→会社で実践→テーマークのことも私のことも(笑)もっと好きになっていただけたら幸いです。


類似したことを日々Twitterで発信しています。

そんな私のTwitterはこちら


目次

  1. チームの機能性を上げるために作られたマニュアル

  2. どんな人でも即戦力になる仕組み

  3. 成長しない育て方とは!?

  4. まとめ

チームの機能性を上げるために作られたマニュアル


前提として社員からの研修は行っていません。全て、アルバイト(パート)→アルバイト(パート)で研修を行っています。

そしてルールやマニュアルって厳しいのでは?
→私自身そうは思っていませんでした。

【マニュアル
◼︎結論
マニュアルはほぼありません!え?と思う方がいらっしゃると思いますがこれ本当です。
3日間の座学、ロープレ研修があるのみです。



◼︎3日間の研修
・1日目:会社の歴史と企業理念など
・2日目:接客ロープレ
・3日目:安全についてだったかな?



→ごめんなさい。
この辺りは曖昧です。
企業理念などについては伏せておきます。
他は下記でまとめます。


【ルール】

◼︎身だしなみ
・髪の毛の色染め禁止
・爪の長さ
→これらは朝礼の時に必ずチェックされますが。
後は、シフトが出られない時は必ず自分で代わりを探すことくらいですかね。


◼︎接客用語
・お客様(以下、ゲストとします。)に対して『いらっしゃいませ』は禁止。

『いらっしゃいませ』ですとゲストの方とのコミュニケーションが取れなくなってしまいます。
『おはようございます』と伝えれば挨拶で返してくれますよね。
そこからコミュニケーションに繋げていこうという考え方です。

・お金を預かる際、『〇〇円になります』は禁止。
この場合ですと、『〇〇円に私は変身しまーす』という意味合いだからです。
正しく無い日本語ですね。

・同じくお金を預かる際、『〇〇円からお預かりします』は禁止。
この場合も『〜から』は方角を示す意味合いになります。


→ここについては最初の接客トレーニングで3時間みっちりとロープレをして叩き込まれます(笑)

◼︎その他
3日間も座学研修を行いました。アルバイトに対してこの待遇です。
でも、このくらいトレーニングに力を入れてるからこそ素晴らしい接客ができてるのだと思います。


【SCSEについて】

・安全(Safety):ゲストの安全、従業員の安全
・礼儀(Courtesy):挨拶、笑顔、言葉遣い、アイコンタクト。
・ショー(Show):オンステージの全て。
・効率(Efficiency):チームワーク。無駄なことをしない。

→これらを常に自分たちで考えて動いてほしい。
そういう座学を受けました。
『安全性を損なうことはやめよう』ということを教えられました。



【私が印象に残ってる言葉】

本当に衝撃的で今でも忘れません。
オリエンタルランドの研修の中で、ウォルトディズニーの像の前にただ15分間立たせれる。
という研修があったそうです。

トレーナー『この15分間であなたは何を感じましたか?』

研修生『キャストさんが一人残らず笑顔で手を振ってました』

トレーナー『それがあなたの仕事です』

ここで感じました。
ただ、やみくもに叱ったり指導したりするだけではダメ。
体感させて教える側に考えさせる時間が必要。

『本質』『理由』
これを研修で伝えてるからこそどんな人でも成長していく。そう感じることができました。

結論
自分で本質を考える理由をキャストさん全員が理解している。
だから細かいマニュアルがなくても素晴らしい接客に繋がる。

どんな人でも即戦力になる仕組み


研修は3日間ですが、OJTは確か2週間ありました。
ここでは”ブラザーシスター制度”を採用していました。


”ブラザーシスター制度”とは新入社員と同じ部署の先輩社員を兄や姉と見立て、新入社員一人ひとりに仕事の進め方・心構えの指導、業務や社会生活における不安や悩みに対するアドバイスを行う制度です。
他者と違う事は1日ごとに先輩が交代するという点ですかね。


【ブラザーシスター制度の内容】

◼︎OJT
配属の部署で1対1で研修が始まります。

・1.説明を受ける
→2.先輩が実際に行う
→3.実際に自分でやってみる。
→4.必ず褒められる。
→5.アドバイスをいただける
→3に戻る。

感じの流れでした。ここで重要なお話は4ですね。
そこについてお話しします。

”4必ず褒める”
褒めることには『感謝』も含まれてると言います。
褒められずにただアドバイスを受けるのと、褒められてからアドバイスを受けるのでは聞き手も後者の方が話が入ってきやすいですよね?
そして自分で考えて
『良い部分は継続しながら』『悪い部分は修正しながら』
これらを踏まえて実践することによりスキルアップしていきます。

私はこれにより褒められ上手になり、自分が教える際は褒め上手になれましたね(笑)

・お昼ご飯
こちらも一緒に食べます。
ここで同じ部署の人へと交流も繋いでくれるので部署間の仲間意識がさらに高まりましたね。


【教えられた事は引き継がれていく】

丁寧に2週間教えられた後は今度は自分が同じように後輩へと教えていく仕組みになっております。
(ここはある程度昇格をしてから)

このブラザーシスター制度。
結論
小売業や接客業では真っ先に取り入れるべきです。
オーナーや店長が指導するよりも圧倒的に効率化が測れると思います。

『インプット』→『アウトプット』することによりお互いが成長することができますからね。

こうして伝統が引き継がれているのです。




成長しない育て方とは!?

言ったら言いっぱなし。褒めない。初期教育だけしたら放置。
→これ結構あります。


そして『あいつはダメだ。育てても成長しない。』
とよく聞きますが、違います。
断言します。『成長しない育て方をしてるあなたが悪いです。』

ではそれをしないようにするにはどうアフターフォローしているのでしょうか。

【定期集合研修】
こちらを行っております。

◼︎同時期入社の方との交流
→他部署の方も含めて集合研修を行っております。
他の部署の意見を聞くことにより定着率も上がることでしょう。

◼︎グループワーク
→基本的にグループワークを取り入れています。
研修内容までは忘れてしまいましたが……
こちらを行うことにより自分が発表する場面もありました。

自然と『インプット』→『アウトプット』することができますね。


◼︎今後、自分の部署でどう取り組んでいくのか。
これらの研修を活かして、今後は自分の部署でどう取り組んでいくのかを考えさせられます。
私は『パーク内で一番目立てるようにどんな人とでも積極的に会話を弾ませていく。どんなに忙しくなっても絶対に笑顔は絶やさない』でした。
こういう研修を2ヶ月に1度行っておりました。


まとめ


・ルール
・マニュアル
・接客用語
・SCSE
・像の前で15分間立たされる
・研修
・OJT制度
・褒める
・アウトプット
・定期集合研修



→これらについてこの章では書かせていただきました。

ここまでの内容の研修でお金を貰いながら働けてたって普通にすごいですよね!!

〇〇アカデミーというプログラムもあるみたいで、他社の方がこの研修をお金を支払って受けられるみたいです。

今の会社に入る前にこの研修を受けられて本当に良かったと思っています。
私も小売業ですので積極的に自社で取り入れて、売上も右肩上がりにあげた実績もあるほどです。

一言でまとめます。


『どんな人でも必ず即戦力になります。問題は育て方。絶対に諦めないでその人と全力で向き合ってください。』



今回はここまで。
それでは次の記事でお会いしましょう

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