【政治】無党派の私が10/27衆議院選挙を振り返ってみた
10/27衆議院選挙が終わりました。
「自民・公明過半数割れ」と予想以上に荒れた結果となりました。
わが県新潟でも5区全てが立憲民主党と、なかなかな、、状況となりました。
1.小選挙区(新潟4区)の総括と私の投票基準
私の選挙区である新潟4区も立憲民主党の米山さんが当選しました。
個人的には、自民党の鷲尾さんがいくかなと思いましたが、自民党非公認の泉田さんが予想以上に票を集め、自民党支持層の得票が得られず、落選となりました。
前回自民党公認だった泉田さんは、自民党新潟県連との関係性悪化により非公認となりましたが、納得いかない泉田さんは党からの反対を押し切って無所属で出馬しました。
その結果、自民党支持層の票が割れ、一矢報いた?事になりましたが、自民党は、例えば国定さんのように泉田さんを比例代表に回すことができなかったのかと、結果論ながら思ってしまいます。
まあ党内でしかわからない事情もあると思いますが。。
ちなみに私は候補者の政策と人柄を基準に投票しました。
政策の全ての分野で共感できることはないので、自分にとって優先度の高い分野で共感できることを重視しました。
ただ、候補者個人の政策が党の政策と異なる場合があるので、違いに対する見解を聞いてみたいという思いもあり、きちんと話を聞いてくれるか?という意味で人柄を基準にしています。
私はイベント出店する機会が多く、候補者の方がイベントに来場する時もあり、その人柄を垣間見ることができます。
表で言っている事と素の振る舞いに差はないのか、選挙区内の近い距離ならではの判断基準となります。
2.比例代表(北陸信越ブロック)の総括と私の投票基準
小選挙区の結果から、立憲民主党圧勝かと思いきや、自民党が得票1位と何とかメンツを守った形です。
小選挙区より、党としての政策が重要になる比例代表。
選挙後、立憲民主党の野田さんが石丸さんに「最優先の政策は?」と聞かれ、真っ先に「紙の保険証」と言ってるくらいだから、まあ政策が弱かったんだろうなと。
そう考えると、小選挙区の新潟5区すべてで立憲民主党の候補者になったのは、政策が魅力的だったというより、自民への不満が大きかったと推測できます。(候補者の人柄もあると思いますが)
なお、私が重要視している政策分野は、子育て支援と社会保障です。
3児の父として、子どもたちが学びたいことを学べるようにしてあげたい一方、子ども一人に必要なお金は約2000万円と言われており、3人で6000万円も捻出できる自信なんてありません。。
子育て支援として、現在も色んな無償化や児童手当を頂いていますが、大学までの学費サポートがあると、とても有り難いのが本音です。
ただ、この子育て支援に関しては、どの党も類似した内容で無償化を謳っているため(ありがたや)、政党を選ぶ要因にはなりづらいです。
一方、社会保障について。
将来、今の子ども世代が大人になった時に税や社会保険の負担をこれ以上増やさないでほしい。(今は五公五民。。)
現在の人口ピラミッドの構造上、将来、現役世代の負担が増えるのは必至で、そこを社会保障改革により、負担増を食い止めて欲しいのが私の切実な願いです。
そんな私にとって、手取りアップを謳う国民民主党の政策が一番共感できました。
ただ一点、私は基礎控除より社会保険料を減額してほしい。
なぜ社会保険料かというと、社会保険料は個人だけでなく会社も同額納付してます。
社会保険料が減額になると、個人の手取りが増えるだけでなく、会社としても負担が少なくなるので、その分を賃金として増額できるはずだと私は考えます。
因みに、最低賃金UPの話をする政党もいますが、そこは本来、経営者が取り組むべき範囲であり、国が国民の暮らしを豊かにするために取り組むべきことは、税金や社会保険料を減らして手取りを増やすことです。
手取りを増やして生活にゆとりを持たせることで、若者が結婚や出産を前向きに考えられる要因となり、少子化を食い止める一因になりえると思ってます。(まあ少子化の要因は、晩婚化や共働きなどライフスタイルや働き方の変化によるところも大きいですが)
首相指名選挙では、国民民主党の玉木さんがキーマンになっている状況ですが、ブレずに政策実現に取り組んでほしいなと思ってます。
3.個人的な総括
選挙になると「10万円配ります」や「社会保障を手厚くします」などの政策をよく聞きますが、今回そういったバラマキともとれる政策は通用しなくなったんだなと、有権者が投票する基準が変わってきた気がします。
さらに、現役世代の負担減をアピールした国民民主党の躍進は、20〜30代の支持もさることながら、さらに上の世代の支持もあったからで、国の長期的な未来を考える有権者が全体的に増えてきたのではと、潮目の変化を感じる選挙となりました。
今後も、首相指名選挙だけでなく、立花さんが立候補した兵庫県知事選や来年の参院選など、興味深い選挙が続きます。
この機会に政治に興味を持ってくれる人(特に子どもや若者)が増えていくことを願っています。