【町内】250年以上続くお祭りの年行司委員長をやってみて
コロナ禍が落ち着き、活発になってきた全国の歴史あるお祭り。
お祭りが人々の郷土愛を育んだり、地域を賑やかにしている一方、さまざまな事件や事故がニュースを賑わしています。
気合いを入れると称した暴力行為やだんじり祭りでの死傷事故など、昔ながらのお祭りのやり方が、今問われている気がします。
わが町与板にも与板十五夜まつりという昔ながらのお祭りがあります。
そして、今年は年行司委員長として、お祭りで神社に奉納する屋台運行の総指揮をしました。
私が経験したことや感じたことを包み隠さずお話します。お祭りの現状や関わり方に悩んでいる方の参考になればと思います。
1.年行司の仕組み
毎年1月に開催される町内総会。この総会でその年の与板十五夜まつりの年行司委員を決めます。(年行司とは一年ごとに交替して務める役)
与板十五夜まつりとは、毎年9月の十五夜の時期に開催される都野神社の秋季大祭(収穫への感謝と翌年の豊作を祈願する秋祭り)です。250余年の伝統と歴史を持つお祭りで、当時の豪商たちが造った社檀と3台の屋台が町中を移動し、都野神社に奉納します。
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