【コンサートレポ】サラ・オレイン コンサート2019 Journey 第2部
先日12月7日にBunkamuraオーチャードホールにて出演させていただいた、サラ・オレイン コンサート2019 Journey。
今回のテーマは【旅(Journey)】。
(TOP画像は僕がステージ側から撮って左右反対になってるスクリーンです。笑)
2部の幕開けは、再びスクリーンを使った演出で雪景色から。
絵本原作のアニメ『The Snowman』の挿入歌『Walking in the Air』と『Fantasy on Ice』は、日本の寒い季節にピッタリな選曲でしたね。
次の『Hallelujah』では、サラが初めてエレキギター(Gibsonの335)を弾いてくれて、いつもとは違った雰囲気(^^)
※本人曰く「アコギより弾きやすい!」とのこと。
続けて、スタンリー・キューブリックのSF映画『2001年 宇宙の旅』で有名な、リヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』を弦楽四重奏を含むサラバンドで演奏しました。
今回のテーマである【旅】もついに宇宙まで来てしまいました!
この間に衣装チェンジを終え、アニメ『約束のネバーランド』の挿入歌『イザベラの唄』で再登場したサラ。
そのまま、宇宙を舞台としたSF映画『TheFifth Element』の中で異星人のオペラ歌手が歌う『The Diva Dance』を披露しました。
歌、バイオリン、ピアノ、ギター、なんでもできちゃうサラ・オレインは、もしかしたら異星人かもしれませんね〜!
そして…宇宙といえば惑星。
惑星の1つである水星。
水星は英語でマーキュリー。
マーキュリーといえば…
「フレディ・マーキュリー!」
という渾身のダジャレがMCで決まったところで…笑
金色に輝くスティックを手に、ドラムセットに近付くサラ。
「今回こそ俺が叩く!」と気合を入れていたドラマー佐藤大輔さんを押しのけ(笑)、『We Will Rock You』のパターンを叩き始めました。
Timeless Tour でも披露してましたが、少しずつ上達しますよね!
この調子だといずれカレン・カーペンターのようなパフォーマンスをやりたいって言い出すんじゃないかと、ドキドキです(^^;)
ドラムを叩き終えたあと、『We Are The Champion』まで歌い切ったサラ、相当なエネルギーを消費してるでしょうね〜(^^;)
次に、ABBAの『The Winner Takes It All』をオリジナルアレンジでお届けしました。
原曲のノリノリな感じではなく、ミュージカルのようにダイナミックに展開するアレンジは、まるで別の曲に聴こえたんじゃあないでしょうか?
こういう温故知新も、一種のサラ・イズムですね(^^)
そんなサラは、ラグビーが大好き!
ラグビーワールドカップ2019日本大会では、寝る間も惜しんで応援してたようですよ〜。
ということで、ステージ上でユニホームを着てラグビーボールを脇に抱え、テーマ曲である『World in Union(団結する世界)』。
歌詞に込められたスポーツマンシップ精神から学ぶことはたくさんあります。
「世界は1つ」というメッセージは、サラも昔から拘り続けている思想ですね。
続けてスポーツ繋がりで、実在のランナーを描いたイギリス映画『炎のランナー』のメインテーマ。
イントロのシンセ・サウンドが特徴的で、聴いたことがある人も多いと思います。
名曲は、いつまで経っても色褪せないですね。
さて、年末の風物詩といえばベートーベンの第九。
今回は第4楽章『歓喜の歌』を元にした賛美歌『Joyful Joyful』を、イントロは力強いピアノの伴奏の上で自由に歌い上げ、その後ビートが入ってきてノリノリのゴスペル風アレンジでお届けしました。
さらに原曲のオーケストラサウンドに繋げ(お客さんも一緒に歌ってくれたかも?)、壮大なエンディングを迎えました。
これで2019年も気持ち良く締めくくれますね!
雪国や宇宙、アニメやスポーツの世界へと連れて行ってくれた旅の最後は『My Way』。
この名曲は多くの方がカバーしてますが、各々がいろんな想いを込めて独自の道(Way)を歩む姿を見せてくれますよね。
もちろんサラにも、今年1年で色んな人との出会いと別れがあったでしょう。
いつも後ろでベースを弾きながら、「後悔しない人生を送ってほしい」というメッセージを強く感じて胸に刻んでいます。
コンサート本編はここまで。
でも、嬉しいことにアンコールを頂きました!
まずはサラがステージへ戻り、『You Raise Me Up』を一人でバイオリンとアカペラで披露しました。
たとえ一人でも全く気負いせず堂々とした佇まいを、本当に尊敬します。
そしてもう一度バンドを迎え入れ、この特別な一夜の最後に『Time To Say Goodbye』を演奏して終演を迎えました。
会場はスタンディング・オベーション!
正直言ってここまで来るのが大変なんですけど(笑)、この瞬間があるから辞められないんですよね〜(^^)
こうして、2019年最後のサラ・オレイン本人によるプロデュースのコンサート【Journey】は幕を下ろしました。
改めて関係者の皆様と、会場へお越しくださった皆様へ感謝の気持ちをお伝えします。
ありがとうございました。
サラ・オレイン コンサート 2019 Journey @ Bunkamura オーチャードホール
<出演>
サラ・オレイン(Vo, Vln, Pf, Gt, Ds)
中林万里子(Pf, Keys)
荒谷みつる(Gt)
佐藤大輔(Ds)
棚橋俊幸(Ba)
相川ストリングス
相川麻里子(1st Vln)
柳原有弥(2nd Vln)
鈴村大樹(Vla)
井上雅代(Vc)
佐藤彰信(バンマス、アレンジ)
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