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東京生まれ東京育ちのおっさんの音楽懐古録 vol.6 DREAMS COME TRUE「眼鏡越しの空」〜隠れライトノベル脳を刺激した1曲
東京生まれ東京育ちのアラフィフのおっさんが主観で語る音楽懐古録。6回目はDREAMS COME TRUEの「眼鏡越しの空」を。
中高男子校だった1990年前後あたりから本屋に並ぶことが多かったのがライトノベル。たぶん、そこにはかつてゲームブック(選択肢によって飛ぶページが違う単行本。これをゲーム化したのが「かまいたちの夜」)が置かれていただろう場所に置かれたライトノベルは、「コンプティーク」とか出してた角川が力を入れていたような気が。本屋だと、ハーレクインロマンス文庫とフランス書院文庫のあたりに置かれるという、青少年が立ち止まっていいのかどうか分からん場所に置かれていたような気がしないでもない。
で、結論。2〜3冊読んだものの、ライトノベル的世界は面白かったが、ライトノベルそれ自体は性に合わなく、これまた男子中高生あるあるの吉川英治「三国志」に傾倒していった感じ。
そんなときに耳に飛び込んだのが、DREAMS COME TRUEのアルバム「The Swinging Star」に収録されていた「眼鏡越しの空」だった。
一言で言うと
あまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい
三国志とこち亀の話題しか出てこない(言い過ぎ)の中高男子校生にとっては、逆立ちしても経験できない情景を、メロディアスな音階に乗せたこの曲は、
あまーーーーーーーーーーーーいのだ。経験してないけど。
これこそが「ライトノベルのラブコメ」の世界だ!と感じてしまったのだ。読んでないけど。
なお、カラオケでこれ歌うと、音域の高低差が大きく「あ、こいつ気持ちよく歌ってんなぁ」と言う目を向けられることもあるのでお気をつけて。
このほかに「隠れライトノベル脳」をくすぐった曲にピチカートファイヴの「悲しい歌」がありますが、それはまた別の機会に。