【アニメ考察】「水星の魔女」と「Gのレコンギスタ」の共通点と違い

両作品のことがTwitterで話題になっています。
両方視聴している中で共通点やそれぞれの違いについて思うところがあり、
語ります。

1.両作品の共通点

両作品から感じられる共通テーマは
「若い世代へ挑戦することのエール」です。

ほかにも共通テーマを感じ取った方もいるかとは思いますが、
私が感じられのはこのテーマです。

(1)「水星の魔女」では

 主人公スレッダがお母さんからもらった言葉 
 「逃げたら一つ、進めば二つ」を胸に学園生活に臨む作品です。
 逃げるより挑戦することで多くものが得られるという言葉通りのことで。 
 挑戦したがらない若い世代へのエールとして
 何回も出ているように思われます。

(2)「Gのレコンギスタ」では

 主人公ベリルとその姉であるアイーダが
 物語全体を通して何度も失敗しながらも何度も挑戦し、
 最後に主人公は人を救うことを、
 姉は休戦をすることに成功する作品です。
 毎話流れるED曲「Gの閃光」では歌詞でも
  ♪動かないままならはじまらないから
  ♪トライするチャレンジで運試しにかけてみる
  ♪つかめプライド つかめサクセス
 と挑戦することへのエールが歌にも込められています。

 これからが挑戦したがらない若い世代へのエールだと思っています。

2.両作品の違い

これは視聴者へのアプローチが異なる作品ではないかと思っています。

(1)「水星の魔女」では

 一言でいうと「キャッチーさ」を意識しているように思える作品です。
 パッと見て感覚的に理解しやすいキャラクター、言動、シチュエーション      
 をつかみとしてそこをフックに、さらなる視聴や繰り返し見てもらう意図  
 を感じます。
 一方で、パッと見だけでは分からない複数の意味合いを持たせているよう
 な言動やまだ隠された謎もあるようなので、分かりやすさだけでなくその 
 奥の深みもありそうな予感がする作品です。
 分かりやすさの影で、話が進みに連れ、また視聴2周目以降でその秘めら 
 れた部分を知っていくことが面白味になる作品だと思われます。
 (現在まだ6話までしか放映されていないので色々な期待と不安が含まれて  
 います。)

(2)「Gのレコンギスタ」では

 一言でいうと「センスオブワンダーの楽しさ」を提示しているように思え 
 る作品です。
 まずは、なんだこれはと不思議なことにワクワクしてもらい、そこをフッ
 クにさらなる視聴や繰り返し見てもらう意図を感じます。
 (これは劇場版公開以降からの監督インタビューからより思うことでし 
  た。)
 最初はなんだこれは感で気持ちがいっぱいになるのですが、何度か見るこ
 とで少しずつこうではないのかなと作品を自分なりに理解していくのもこ
 の作品を視聴進めていく、またが2周目以降の面白味だと思っています。

3.比べてみると

こうやって比べてみると
「水星の魔女」は既知であることが視聴動機に
「Gのレコンギスタ」は未知であることが視聴動機に
なっているように思われます。

両方好きな人もいれば
既知であることから「あざとい」「またこれか」と敬遠する人もいれば
未知であることから「知らないことで分かりにくい」と敬遠する人もいると
思われます。

良いとか悪いとかはなく
その人にとってどちらが視聴動機となりやすいかだけの違いと考えます。
とりあえず今の時代は
既知であることが支持されやすいような傾向です。

以上Twitterを眺めながら最近思ったことでした。



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