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今にも落ちそうな柿

今日は最近で1番寒い冬。
わたしはおやすみ。10時ごろまで目覚ましをかけずに寝て起きた。お腹が空いたので山型の食パンを焼いては食べ、焼いては食べ、3枚食べてしまった。わたしはパンが好きなことを改めて実感した。

暇なので、Netflixを開いて、なんとなく今際の国のアリスというドラマを見始めた。詳しい内容は見てのお楽しみだが、冒頭に主人公3人だけになってしまう世界になる。そこから恐怖のゲームが始まるのだが、私は冒頭から進めなかった。この世に自分しかいなくなったらどうするか。それを考えたくて、テレビは消さずに背を向けて考えていた。

この世界に自分しかいなくなって、スマホもない、電気もない。まず、わたしは家で登山用のリュックサックに服と防寒具、小さいテントと踏むと膨らむキャンプ用のマットを持って家を出る。コンビニもご飯屋さんもすべて盗み放題だが、今後のことを考えるとまずは賞味期限の短いおにぎりやパンから盗んで食べさせていただこうと思う。

本屋さんで好きな本を盗みつつ歩いていく。
目的地までは2日と9時間かかると現代のマップ機能で調べることができた。休息も入れると考えると長く見て2週間くらいかな。季節は真冬と真夏は避けたいなぁ。2週間休みながら歩き続けて到着した場所は南伊豆。1人残された世界で、わたしはおばあちゃん家で過ごす。近くに海もあるし、種を植えれば食物が育つ風土もあるし、夏もコンクリート地獄じゃないし、冬は石油ストーブもある。電気は使えないので灯油をどうやって入手するかは着いてから考えよう。
妄想に耽る、おやすみの日。たのしかった。

この柿はおばあちゃん家の柿の木。誰もいなくなった、おばあちゃん家の。今日も幸あれ。

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