【0からじゃなくて1から始める地域転生物語】
現実にある
お天道さまは見えているのに風は冷たく
上着がないと風邪をひいてしまいそうな午後
いつものように小上がりで仕事をしていた
出入り口のガラス戸をしめていると
少しだけ外と中が違う世界のように感じる
まるで映画のワンシーンのように車や人が通り過ぎる
常連の女性がいつものように
昨日の出来事を話しに来た
話しの途中で女性が言った
「あの人何度も行ったり来たりしてない?」
そうだ
私も目の端で同じ服装の女性を数回見ていた
散歩かと思ったが常連さんから近所の人ではないと聞いた
これはもしや…
外に出て常連さんと見ていると
その女性は通りの端まで行って戻ってきた
常連さんは近くのお店に
知っている人かどうか聞きに行ってくれた
私はその女性に寒いからあたまっていってと
毛馬内どっとはれに迎い入れた
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