解説者・相馬直樹 ご拝聴所感 大宮×徳島 (J2) 2022/03/22
このnoteは相馬さんの解説に対しての所感ツイートをまとめただけの誰得記事です。
我が軍 FC町田ゼルビア前監督の相馬さん。どうやら今年は解説をされるご様子。ちなみに所属はjsm。
J2第5節 大宮×徳島 の解説をされるとの噂を聞きつけたアタクシ。相馬さんを見てサッカーを学んで来た者として座して拝聴する所存。
生の声で相馬さんがサッカー自体を語る機会は少ない。監督インタビューでもサッカーの詳細を語ることあまり無かった。それゆえ解説コメントは貴重である。また、我が軍を退任されてからの哲学の変化があるのかどうかの確認も重要。
紛うことなき相馬さん口調 (`・ω・´)ゞビシッ!!
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
まあ実際には変化は確認できなかった。書籍『不屈のゼルビア』(郡司聡 著)で伺えるような鹿島イズムだったり、近年のポジショナルプレーに関連するワードなどは用いなかったり。相変わらずのご様子だ。
つまり大宮×徳島というポジショナルプレー志向が高そうな試合に関しても相馬さんらしさ全開の解説となった。分かりやすい解説と評価してくれる声もあり好評だったようだ。
ここからは、DAZN「大宮 vs 徳島 : 第5節」で解説された相馬さんのお言葉引用とアタクシの所感を織り交ぜたツイを貼っていく。なお、試合は序盤からプレッシングによって主導権を得た徳島が前半に2得点し勝利した。
よろしければ過去記事もこちらのリンクからどうぞ。
<<次回(甲府×仙台)
試合前のお言葉・所感
相馬さん、試合前から徳島をバケンガ前残し&ウイングにボール集めてからのフィニッシュワークと解説して準備万端。そして両監督のコメントから勝ち切る、勝利を求める戦いと説明。らしさ全開
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
徳島のメンバーの並びや中盤の構成が変わる中でスタートからバケンガにどこまで集められるか。立ち上がり崩れた所があれば大宮としては狙い目になると思う。
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
ザ・相馬さん思考!!
実況がひと言風のことを言えば、両チームとも下のボールで組み立てたいからそんなに影響は無いだろうと説明した後で、プレッシャー回避のロンボに影響出てくる気はするよと二、三言返してくれるし、染み付いた戦いのスタイルが滲み出とる笑
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
相馬さんはフィニッシャーへのボールの渡し方を注目する。ビルドアップからの過程はあまり論理的に説明しない傾向が見られる。
前半のお言葉・所感
ま、立ち上がりですからね。
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
(センターライン付近のFKからビルドアップをキャンセルして大きく蹴るのは序盤は十分ありますねの意)
高い位置で即時奪回する形を作るには、まず敵陣まで入る。しっかりとしたビルドアップでいきたいと思うがその時間帯をどれだけ増やせるか
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
ロングボールというより背後ですよね。徳島が前からプレッシャーをかけたいチームだから背後が空いてくる。そこをしっかりと狙っておくことでだんだん中盤が空いてくるということですよね
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
両チームを慎重な入り方と解説し、散水→ボールスピードが早くコントロールのズレを指摘。固さ慎重さはその辺も関係すると推察された
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
大宮のライン間受けやや平行レイオフによる裏抜けに開口一番で「良い形ですね〜」。その後に大宮の大外定位置攻撃
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
「(CK)1本目、少ーしサインプレーあるかもしれないですけどね〜」
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
アタクシの血が滾る🙏
インターセプトからGKに戻せる状況なのにクリアをしたと実況があると、やはり勝ちがないことでの固さと安全策と指摘
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
徳島先制。大宮が中央に集められた後に外に展開されて同じようにバケンガの所に集中してしまった。その周りでのクリアミスになったけど折り返せて西谷が押し込んだ。
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
と、解説されていて大宮の振る舞い方に自チーム照らし合わせてお腹痛くなってないか心配なアタクシ
西村が逃げずにキーパスを通したことにより以降の大宮のビルドアップが楽になるのではと。選手が自信を持ってプレーするがまず第一と考える相馬さんならではのコメント
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
※キーパスでなくスキップパスの誤記です。
20分、大外アタックとハイプレスを挟み、大宮がビルドアップが出来るようになってきている https://t.co/i0DqCzXTIJ
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
相馬さんフィニッシュワークのワードは多用するんだっけ?
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
相馬さんから「3人目の動き」
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
実況のビルドアップが詰まる大宮はワンタッチも入れるべきかの問に対し、まあと口を濁してから早い判断が必要と。追い込まれた時の 止めて一個探して となる振る舞いを指摘。
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
この現象を防止するため我が軍ではワンサイドアタックを仕込んだ。とも言える
周りに任せた方がゴールの確率が高いにも関わらずCFがシュートすることに関しては容認気味のコメント。周りがスルー等の声を出すなりできるではとのニュアンス
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
おそらく相馬さんの口から初めてトランジションと聞いたぜ
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
ロンボの使い方とセカンド回収可否からの状況は当然解説する相馬さん
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
児玉降り、渡井エントリ等により撹乱される大宮に対して「ファーストディフェンスが決められない」
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
山田将之に対し高さのある強いサイドバックと評した後に、まあセンターバックが本職だと思いますけどねと言うの相馬さん強い()
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
リソース不足の我が軍が重たくならないよう苦心しながらチームを構築してきたのが思い出される https://t.co/csT6D0ooI4
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
前半終了。相馬さん、大宮が自陣で引っかかったのは、1番に徳島の切り替えの意識が非常に高くボールに対して距離が近くて奪いきるからだとコメント。
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
左WGの柴山からのアーリーアタックが序盤から再現性があったとして、トレーニングで仕込んできたものと早い時点で断定していたな
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
相手の背後を狙う。陣地回復。
後ろが重い(重心が低い)。自信がプレーに影響。
などに重きを置いているのが分かる。
ハーフタイムのお言葉・所感
ハーフタイムスタッツの解説では中盤がどれだけパスを前に出せていたかをチーム機能の判断としており数値は特に気にしていない。パスソナーを見せたらもっと面白そう https://t.co/ZjASIzkvNE
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
柴山のヒートマップを見て外に押し出されている感じと。徳島の新井直人の重要性と大宮の左警戒を強調。一方大宮左サイド陣はもう少しインサイドでプレーできればと指摘
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
後半のお言葉・所感
徳島のプレスに迷いが見えないのは、一つ相手に対して整理されている感じはある。中切り、外切り、外れたら誰が出るまで含めて。
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
大宮がここまで良い攻撃ができた時は楔のボールを河田のところで一つポイントを作れていたことが多い。徳島戦はその形が少ない、入れさせてもらえていない
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
アンカー脇
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
インテンシティ、球際、相手の顔が上がらない、自分たちが良い状況でボールを奪う回数を増やす
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
切り替えの所、起点になる所は徳島がかなり意識して潰す https://t.co/s29QSmmWjV
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
安部のリトリートと西谷のプレスバックに対して安部がうまく時間を使わせたと評価
— TanaLife (@TanaLife) March 19, 2022
ハーフタイムコメントにある通り、奥抜が入り背後を意識する狙いが出てきている。
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
大宮がダブルボランチ気味になった所を徳島がプレッシャーを十分かけれていない。それにより一つ顔の上がる時間ができる。背後をランニングする時間ができる。相手陣に入った所を押し込んで河田に配球できる。
「相手が嫌がるところ」出ました
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
取った後のボールを一番最初に河田に収める。それにより敵陣に入っていく形が後半自信を持ってできているかなというのはある
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
(交代出場の)藤尾、坪井のところでプレッシャーをかける。相手にリズムが行きかけてたからそういう所も狙っての交代かなと思う。
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
レイトタックルみたいなシーンが出てくるのは、距離を近付けるという意識を後半に入って監督が植え付けてきているということ
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
(途中交代となる河田篤秀への評価を求められて)
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
狙い通りの部分は出せたところもあるが、河田だけの問題でなくなかなかボールが入ってこなかった。その中でゴールに向かうものはひと味違うものを見せてくれた
大宮は後半の立ち上がりは背後を使えていたけども減ってしまった。サイドを使うことも含めて相手の背中を取る(攻撃を増やしたい)
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
(79分柴山ミドル決定機)
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
前へ付けれている。ワイドに貼るだけでなくインサイドに入ってくる動きの変化も出ている。逆サイドにボールがある時に外で待ってるケースと中でフィニッシュに関わるケース両方必要だと思う。
86分
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
大宮:柴山→田代 (3バック)
徳島:安部→川上 https://t.co/xnvDK68Rme
終了。徳島は前半躍動し全員が迷いなくボールを奪いにいく、取ったボールをフィニッシュまで繋げていく。あの時間に点が取れたことが非常に大きかった、勝利に繋がったと思う。とコメント
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
フィニッシャーへボールを集められるか、ボール非保持の解説が多い。それもマクロな視点、監督的な視点で説明する。
そして流行りのワードは使わない。JFAが使用していそうな用語にとどめている。相馬さんの指導ルーツを探るヒントになるので今後も注目していきたい。
試合後のお言葉・所感
大宮は後半に人を変えながら自分たちの時間を作れるようになってきた。ただ最後の点を取る所で、徳島GK長谷川のギリギリでの活躍が結果を分けてしまったと思う。とコメント
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
相馬さん過密日程の徳島についてインテンシティを求めるサッカーと。普段と異なる選手を起用し勝ちゲームにしたことは競争を生む、ルヴァンで戦っている自信がある。ルヴァンを上手く使えればリーグ戦に繋がると思うとコメント。
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
(ハイライトにて)
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
バケンガに集中しているけれどもボックス内に4人いるからこそできたゴール https://t.co/boR69y0GQG
(安部ミドル決定機のシーン)
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
ワンタッチで背後を取りサイドでフリーの選手を作って、ボックスの中の人数、サイドバックがここまで詰めてくる
(大宮は未勝利が続いているが)後半自分たちで持ち返した部分を上手く活かしながらもう一度、次もホームなのでチームを前向きに戦えるようにしなければいけないと思う。
— TanaLife (@TanaLife) March 20, 2022
解説から相馬さんのサッカー哲学を改めて学ぶ。この沼は至高だ。
次の解説はJ2 第8節 甲府×仙台。引き続き追いかける。