エッセイ:リスペクトすることを忘れずにいたい
今夜から『ツルネ』の2期が始まりますね。『ツルネ』は高校の弓道部が舞台の作品ですが、弓道というと個人的には以前住んでたところの散歩コースに弓道場があったことを思い出します。
その弓道場で印象に残っているのは「無音」だったこと。弓道をしていたのはおそらく中高生だと思われますが、そのぐらいの年齢の子たちにもかかわらずおしゃべりはなく、近くを通る人々もそれにつられてか音を立てないようにしているのが分かりました。
そして、そこに「弦音」が響くのが気持ちいい。弓道をする人、その近くを通る人々のどちらもが、弓道という武道に敬意を払っていたからこそ実現したことだと思います。真剣に取り組む人を茶化すのではなくリスペクトすることを忘れずにいたいものです。