エッセイ:いつの時代も変わらないもの

今日は1月11日ということで「イラストレーションの日」だそうです。なぜかというと「イラストレーション」は英単語で「illustration」と表しますが、この「ill」の部分が「111」に見えるからなんだとか。

私はSNSでそれなりにイラストレーターをフォローしているため、タイムラインにイラストが流れてくることがよくあります。皆さん本当にお上手で、眼福なSNS生活を送っております。

そんなイラスト界隈を昨年騒がせたのは、何といっても画像生成AIの目覚ましい発達ではないでしょうか。AIによるコンテンツ生成は賛否両論ですが、新しい技術が登場する時って大抵そうなるものだと思います。

10年ぐらい前のことですが、大学の同級生から「紙の本と違って電子書籍には温かみがない」といったことを言われたのを覚えています。『SHIROBAKO』でも第5話で遠藤と堀田が

「3Dなんか時間ばっかかかって、しかも出来たものに味も情緒もないし」

『SHIROBAKO』#05 人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ!

といった台詞を言っていましたね。
それに対し、先輩アニメーターの北野の

「3Dにジャパニメーションのコツを教えているよ」「俺たち絵描きが歩みよって、3Dアニメーターの使うツールの長所も短所も知って、彼らと協力して、アニメの質を上げていくんじゃないのか」

『SHIROBAKO』#05 人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ!

という返答。
ツールやメディアがアナログからデジタルになっても、コンテンツを作る上でのセンスは必要とされるわけです。
新しい技術を迎え入れることでコンテンツの質を上げていく。ラーメンを素手で食べない画像生成AIが登場することを切に願っています。

最後までお読み頂き、ありがとうございました……!

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