「遠回り上等!」ONEPIECEに学ぶ冒険論
今回は国民的人気漫画ONEPIECEの大マニアである僕がお送りする冒険論「遠回り上等!」についてお話ししていこうと思います。
今回も主役はもちろんルフィ船長なわけですが、ルフィ船長といえばご存知の通りひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を見つけ出し海賊王になるべく冒険をしています。
"海賊王になる"というミッションに対して一切ブレずに突き動く姿はまさに鉄砲玉のようですが、そんなルフィ船長。
実はある条件の時、一時的にミッションを横に置いておくことがあります。
仲間を助ける時
ルフィは仲間が危険にさらされた時、その仲間を助けるべく全力で行動します。
例え航路を引き返すことになってもその気持ちは変わりません。
またここで言う仲間とは、麦わらの一味だけのことを指しているわけではありません。
冒険の最中に出会った村や国の人々、時に王女までを仲間とし、自らの身を呈してその人々を助けるために戦います。
目的か仲間か
ここで急ですが例え話をします。
もし仮にあなたにとって大切な仲間があなたやあなたのチームの夢や目的を追う上で障害となったとします。
その仲間はあなたとは絆で結ばれたチームであるとします。
その時あなたはどうしますか。
①目的のために仲間を置いていく
②立ち止まって仲間をすくい上げる
この選択肢だけ並べると②を選ぶ方が人情に厚いと思われがちなのかもしれませんが、僕はそうとも限らないのではないかと思います。
絆で結ばれたチームであるからこそ置いていくことがそのチームの目的を果たす上でかえって仲間のためとなることもあります。
仮に仲間を救うために立ち止まり、結果的にチームの目的を達成出来なかったとします。
その時に誰よりも責任を感じてしまうのはその仲間ではないでしょうか。
そう考えた時、仲間を助けることが必ずしも正義とは限らないのです。
ルフィ船長
我らがルフィ船長はここで迷わず②を選択します。迷わずです。
僕はここにルフィ船長のすごさが隠れていると思います。
ルフィはただワンピースを見つけて海賊"王"の名の通り王様気分で偉い人になりたいわけではないのです。
推測ですが、ルフィにとっての海賊王の在り方は富のある人間、名声、力のある人間でもない、多くの仲間を守ることができるような人間ということなのだと思っています。
つまりルフィは偉そうな王様になりたいわけではなく、多くの人々を守ることができる人間になりたいのではないでしょうか。
そう考えた時、ルフィ船長の「仲間も守れないようなら海賊王になんてなれるはずがない」という話がより腑に落ちます。
すなわち、海賊王になるために仲間を置いていくこと自体がルフィの目的とは別のものになっているということです。
まとめ
人それぞれ目的へ向かう中で様々な困難が訪れるはずです。
そんな時、目的のイメージが具体的であればあるほど目の前の判断を迷わなくて済むのかもしれません。
例えそれが他人から見た時に、遠回りをしているように見えたとしても
あなたの信念が続く限り
振り返らず突き進むべきではないでしょうか。
ルフィ船長はそんな冒険論を僕たちに教えてくれているのではないかと思っています。
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