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コロナ禍の競技選手事情と練習のプランニング

こんにちは!今回は競技ダンス(社交ダンス)の競技選手を取り巻く新型コロナウイルスの感染拡大による社会情勢の変化が選手たちの練習環境に及ぼした影響とアフターコロナを見据えた競技活動対策について前向きにお話ししていこうと思います!

緊急事態宣言下での自粛中の状況

緊急事態宣言下での自粛中、当然のことながらいつも通りの練習は行えません。競技ダンスは広いフロアでの練習が実戦練習としては主体となります。

仮に自宅での練習といっても限られた練習しかできません、、、

また大前提に2人で踊る競技であり、ソーシャルディスタンスを守ったまま実戦練習を行うことは、ほぼ不可能です。

そういったこともあり、多くの選手が自宅で一人で行える基礎練習やトレーニングを強いられたことは周知の事実ではないでしょうか。

競技者は常に飛び抜けなくてはいけない

競技者とはその競技の特性を見極め常に向上していかなくてはなりません。

またその作業は競技に参加する選手たち全員がやっていることを前提とし、いかに他の競技者と差をつけていくかが重要となります。

「他と比べない。自分のペースで頑張ります。」

という考えは人生においては素敵なことだと思いますが本気の競技者としては破綻していると考えています。

全員が向上する中で秀でなくてはいけない時は向上のスピードが重要となり、いかにして向上スピードを上げ、頭一つ飛び抜けるかどうかを考える際には必ず知性を用いる必要があります。

その点を押さえている場合、全員が練習を思うように行えない自粛期間をここぞとばかりに差をつける好機に変えているのではないでしょうか。

アフターコロナに向けて

現在、日本国内は緊急事態宣言こそ解除されたもののまだまだ予断を許せない状況が続いています。

しかしながら、練習場やダンス教習所の再開などによる競技生活の再出発は始まっています。

競技特性上、ただ闇雲に練習を行うでは感染リスクの面から見ても危険です。

だからこそ近々に競技会の予定もない今、個人的に競技選手に提案したいこととしては、

「試合に向けた練習プラン」を立てませんか?

ということです。

試合に向けた練習のプランニング(簡易版)

まずは試合の再開がいつになるかを考える必要がありますが、個人的に調べたところ早くても本年の9月以降となるのではないでしょうか。

仮に9月を試合と定めた場合、9月の時点で最高のパフォーマンスが発揮できるようプランを立てるということです。

いわゆるメジャースポーツやアスリートにとってこういったプランニングは当たり前な事ではあるのですが、競技ダンス界においては闇雲に練習しているだけとなっている方が一定数いるのではないかと感じているのであえて提案させていただきます。

ただ、完全な個人競技ではないためプランニングといっても容易ではありません。

まずは目標とする踊りがどういったものであるかを2人明確に定めます。ここは必ず2人で行います。

次に自分たちの実力に見合った範囲で目標とする踊りに最大限リーチする際にかかる時間を算定します。

最後に算定した期間を9月から逆算し、出てきた日付までを基礎強化期間とします。

基礎強化期間は振り付けや振り付けのデザイン(踊り方)も含めた基礎的なアクション全体のことを指します。

この期間はカップル間でお互いにヒントを出し合いながら個でも十分活動が可能です。

基礎練は時間がかかる上に習得はグラデーションのように緩やかです。

必ず行う必要がある反面、必ず行き詰まります。

試合に向けた打ち合わせと上手く組み合わせることで新たな発見を期待できるかもしれません。

何事も固執は危険なので、基礎強化期間を終えたらカップルとしての目標達成に比重を変えましょう。

以上が、僕の思う練習のプランニング(簡易版)となります。

最後に

もちろん全ての競技者に当てはまるとも思っていないし、プランを立てずとも既に目的意識を共有し、自分たちの練習の良いサイクルを確立しているカップルもいるかと思います。

しかし、今回はコロナ禍ということもあり、たくさんカップル練習を行う以外の方法もあるということをお伝えしたく思いnoteを書いたまでです。

なので、最終的には自分自身で考えた判断を尊重し競技活動に邁進されることを応援しています。

僕(競技者)も頑張ります笑

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