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家族でゴジ泣き 【活動報告】11/1
「金ロー」の「ゴジラ-1.0」を家族で観ました。
一番楽しみにいしてたのは87歳の母です。放送が始まる前からTVの前にスタンバイ。母も昨年劇場で「ゴジラ-1.0」を観ています。エキスポのIMAXで。「ゴジラが本当に目の前にいるみたいだった」と大いに興奮してしました。パンフレットも読み込み、僕よりも熱心な-1.0ファンです。
久しぶりに観る「ゴジラ-1.0」はやっぱり良かったですね。ゴジラの大迫力とキャストの熱演が観応えあります。
クライマックス、絶望的な状況に小さな民間船が多数駆けつけるところはやっぱり泣けます。
「シン・ゴジラ」では通勤電車でした。「-1.0」では小さな民間船。普通の人々の小さな生活が力を合わせて巨大なゴジラに立ち向かう。
これが胸に来ます。
これが私たちの姿だ。
私たちはこういう姿でありたい。
そう思える場面でした。
ヒットするエンターテイメント作品は、観客の自画像となっています。
私たちは何者か?
何を問題とし、
何を大切にし、
何を誇りに思うのか?
どういう姿でありたいのか?
これは映画でも、TVドラマでも、流行歌でも同じです。
これは自分のことだと観客が思えることがヒットにつながります。
どんな有名人よりも、自分が映っている写真の写り映えが気になるものです。どんな珍しい異国の風景よりも、自分の家の近所がTVに映し出された時の方がテンションが上がるものです。
ゴジラは誕生以来、イメージをどんどん変えながらもずっとその時代の自画像でありました。
戦禍から復興へと向かう希望と後ろめたさ。
高度経済成長の熱気。
公害。
震災の傷跡と励まし。
最新作で大ヒットした「ゴジラ-1.0」に観客が発見した日本人の自画像とはどんな姿なのだろうと考えました。
また、個人の贖罪と恢復にフォーカスしたこの映画が海外でも受け入れられたことも興味深く思い出しました。
海外の劇場で年配の男性が涙を流していたとの報道もありました。
TV放送の最後に臨時ニュースとして、ゴジラの新作が再び山崎貴監督によって作られるとアナウンスがありました。
次はどんな時代を映すゴジラになるのかとても楽しみです。