知識は生きている
知識が増えると、知っていることが増えるわけですが、知識が増えれば考えなくてもよくなるのではなく、より一層考えることが増えます。つまり考えることができるようになります。たとえば占星術を学び、タロットカードを学ぶと、ただ知識が増えるのではなく、「2といえば牡牛座だし女教皇で、2を対象化しようとするのは11で、11力のカードだけではなく、11番目のサイン水瓶座も牡牛座を対象化し掘り起こそうとする」と考えていくことができます。こういったことは、教えられなければ理解できないのではなく、自ら考えることができるものです。知識が増えることは、考えるための素材が手に入るということで、素材は生かさなければ意味と生命力を失っていきます。
夢解釈を、諦めずに懲りずに、丁寧に結論を急がず考え続けているうちに、知識は生かされていきます。そして個人という小さなキャラから、象徴的で普遍的なキャラクターになっていきます。