変性意識状態
肉体を自分だと思い、肉体を持った自分が自分だと思い、肉体に閉塞していると、夢は持ち帰りにくいもので、変性意識にはなりにくいものです。というのも、夢は肉体から離れたエーテル体の体験で、変性意識は肉体から離れた意識状態だからです。肉体に張り付いていると、肉体感覚がすべてになり、それはつまり緊張状態ということになります。緊張を解き、リラックスした状態は、眠っていなくても、肉体から離れています。
肉体ではなくエーテル体が、私たちの本体で本質なので、本体に戻ったとき、私たちはリラックスし真に癒されます。子どもの頃は、この本体で生きていますが、少しずつ肉体を自分だと思い、目に見える現実だけを見るように教えられて育ちます。それによってこの世界に馴染むことができますが、窮屈な緊張状態を強いられるとも言えます。「ちゃんとしなさい」とか「しっかりしなさい」いうこと。エーテル体という本体が肉体に勝るとき、みんなが普通にできることがよくわからなかったり、普通の生活に馴染めないこともあります。その代わり本質を見抜き、象徴解釈が得意だったりもします。
寝入りや寝起きの半覚醒状態は、変性意識状態です。この意識状態では、夢を見ながら夢を解釈することもでき、意志を持つことで、たとえば星に飛ぶこともできます。