さんかく窓の外側は夜
「さんかく窓の外側は夜」というアニメを観ていたら、地面に三角形を描いて結界を作っていました。三角形は移動性があり、果てしなく繋がりを生み出します。どうやって三角形を結界にするのかな、と思っていたら、霊が見えない人、そんなものあるはずがないと思っている人に線を踏ませていました。確かにその通りで、誰でも、自分の世界の外に出ることがないように、「存在しない」という思い込みというのは、かなり強固な結界になります。
何度読んでもよくわからなかった本の内容が、あるとき突然理解できるのは、結界が壊れ、思い込みの外に出たからです。見えないものが、ある日突然見えるようになることも同じです。なので、結界を張った方が良い人、場所、というのは確かにありますが、誰しもがプロテクションを意識しなくてもよく、その人が、その人の世界の外に出るためにも、結界を作る必要はないのでは、と思います。思い込みの外に出るチャンスというのは、いくらでもあるようで、案外少ないものです。
このアニメは、低次エーテル体を扱っているので、とても勉強になります。呪い方とか、低次エーテル体の溜め込み方とか、境界線の破り方とか、蠍座的な世界が興味深いです。