頭が開く7戦車
天上から降り注ぐ恒星の光は、頭、胸、腰へと浸透します。高次存在によって頭が改造されることは通過儀礼ですが、頭に降り注ぎ、胸まで浸透すると、見ているものや体験しているものを理解することができます。そして腰まで浸透すると、生き方そのものが恒星意識に基づくものになります。思考と感情と身体、すべてが恒星意識で満たされます。
頭が開いていると、考えたことは考えさせられたことで、やりたいことはやらされていることになり、不意にぼんやり、明らかに個人の考えではないようなことを話し始めたりします。やりたいことはやらせれていることなので、頭の開いている人に挫折はありません。思った通りに生きているという実感があります。こういう人を時々見ます。
で、このことに疑問を持ち、なにか不思議な力を感じ、「私」について考え始めると、胸の位置まで浸透するきっかけが生まれます。胸の位置は、愛情ではなく「愛」について知ることでも開発されます。恒星の光が胸まで浸透するには、小さな私の側、肉体を持った私の側の、進化しようとする意志が必要です。
戦車のカードの人物の頭は開き、恒星の意志が降り注いでいます。ということは、7戦車の段階で頭の改造はされていることになります。頭は開いているけれど、胸を開発していないので、その意志を理解することはできません。7戦車のカードは、疑問を持つことなく、挫折することなく走り続けることができます。挫折したり、存在することそのものに疑問を持った時、8正義に進みます。
多くの人が7戦車をやっていると考えていましたが、そんな人どれくらいいるの?と思いました。多くの人が6恋人をしていて、思考と感情と身体はバラバラに働き、「あの人がこんなことを言っている」「この人が私の悪口を言っている」「私にはやりたいことがあるのに、あの人のせいでできない」と、誰かのせいにして、誰かに意地悪しながら、それに無自覚に生きています。
上から下へ流れ落ちる7は、挫折することなく流れていきます。戦車のカードをとことんやり切ることの意味について、もう一度考えた方がいいかもしれません。