悪夢は小さな自分を打ち破る
小さな自分を守る膜というのがあり、それはパーソナルスペースと呼ばれる目に見えないエリアを作り出し、他者や環境との境界線を維持しています。このサイズは人それぞれで、大きければいいとか、小さいとダメだとか、そういうものではなく、その人らしいサイズがあります。この小さな自分の膜の外に行くと、大きな自己のエリアがありますが、そのエリアに個人性はなく、つまり集合意識や集団感情、より普遍的な人類共通のものになります。小さな自分のエリアは惑星意識で、大きな自分のエリアは全惑星意識です。
小さな自分の膜が強固だと、その膜を打ち破るものに出会うと悪夢を見ます。悪夢とは、どんなシーンであろうと、恐怖を感じるものが悪夢です。自分が打ち破られ、自分が消えてなくなり、死ぬことを恐れます。小さな自分を守る膜は、悪夢を通して、繰り返し打ち破られることによって、柔らかくなっていきます。他者や環境を強く押しのけ否定する、硬い膜ではなくなっていきます。
なので保護膜が柔らかくなると、悪夢は見なくなると言え、全惑星意識は悪夢を見ないことになります。