緩急による楽しさ、集中による楽しさ

ティファレトあるいは太陽には、真の楽しさがあります。ネツァクあるいは金星の楽しさとは、受動的で手軽で低速です。金星ネツァクの楽しさは、緩急によって得られる楽しさで、「気を引き締めて働いた後のビールは格別だ」と言うようなものです。つまり気を引き締めたり、体を思いっきり使ったりした後、気を緩めて、体を休ませたときに自動的に得られる「楽」というものです。

ティファレト太陽という、自分の真ん中、自己によって得られる楽しさとは、集中力によって得られるものです。たとえば大谷翔平くんが、飲み会の楽しさも分からないし、夜遊びしたいとも思わないのは、この集中力によって得られる「目覚めた楽しさ」を知っているからです。これを知ってしまうと、何度でも目覚めた意識になろうとします。楽しいから。

緩急を使って楽をして得る楽しさと、自分の真ん中である自己の集中力によって得る楽しさには、大きな違いがあります。否定的出来事を乗り越え、取り組み続け、その先に発揮される集中力によって得られる楽しさは、眠りから目覚めたような真の楽しさがあります。

どちらが良くて悪いということではなく、どちらも知っていた方がよいです。

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