避けられない家族関係
親子関係の色々をすっ飛ばして、恒星に回帰するのは難しいです。この世界における天と地である実際の父と母は、今の自分を作り上げています。実際の父と母の世界から出ていないということであり、自分の中の父と母に拘束されているということでもあります。恒星に回帰しよう、全惑星意識を獲得しようと、「いい感じで来たぞー」と思っても、何かに足を引っ張られるように、何度も同じように飛べずに元に戻るなら、まずは両親について、家族について振り返ってみるとよいです。
すっかり忘れていた両親への思いがあったり、掴んで離さない大事な思いがあったりするものです。どんな親であろうと、子にとっては絶対的に大切なもので、他人に馬鹿にされたり否定されたり絶対にされたくないものです。だからこそ、無意識のうちに家族のことを誰にも話さないようになり、何も問題などないようなつもりで生きたり、あるいはすでに解決済みだと思い込んでいたりします。
私の場合10代の頃、家族関係は散々やり尽くし、20代で回収しましたが、今でも気がつくことがあるので、家族関係、親子関係については、ずっと丁寧に慎重に扱い続けています。何か引っかかるなら、幼少期の親子関係を洗え、みたいな気持ちでいます。で、両親に対する思いは、地球に対する思いと重なっていることを忘れてはいけません。その怒りや悲しみ、愛着や憎悪は、実際の父母を越えたところに起源があります。