幾通りもある夢の意味
夢の解釈は幾通りもあるわけですが、それはやはりどの階層で見るかによって変わるということでもあって、つまり少なくとも7通りはあるはずです。ある階層では前に進んでいると読んでも、別の階層では後ろを向いているという相反する解釈になる可能性があります。可能性があるというより、そういうものです。泥水の意味を考えても、稲を育てる豊かな土壌という印象もあれば、土のルールに水の感情が混ざり、ルールに引きずりこむ泥水にも見えたり、泥水を飲む覚悟を持てばなんでもできるという発想に行きつくかもしれないし、泥水に温もりを感じることも大いにあり得ます。夢を見た人にしかその夢の意味はわからないというのは、夢を見た人が、夢で体験した事象やアイテムについてどういう印象を持っているかによるということで、夢の中でどういう扱いになっているかをよく見ることで、夢を解釈することができます。
ここで大事になるのが、夢を見る人が何をテーマにしているか、どういう意志設定をしているかです。たとえばパスワークなら、カードを体験しているという大前提があり、セラピーならセラピーの目的があります。そうなると、幾通りもある相反する解釈の意味が、大きな一つの意味となっていくような、そんな感じになり、道が開いていくのわかります。