月にあるもの

私が、自分の中の自分以外のものに気がついたのは、9歳か10歳の頃で、それが誰のものなのかは、ずっと後になってからわかりました。私の月は双子座12度「生意気に自己主張する少女トプシー」にあり、私の実際の母の太陽が、ちょうどこの度数にあります。つまり私の月には、実際の母の今世での目的が転写されていることになります。この転写された母の目的が、はじめて気がついた自分の中の自分以外のものです。

自分でやらない天体は他者に投影されるわけですが、母がやらない太陽は父に投影されるもので、娘である私にも映されたことになります。双子座12度は下意識そのものみたいな度数で、社会の中で影に追いやられる存在に対する共感力を持ち、光やマジョリティに負けない姿勢を貫きます。私にはそういう癖があり、母にはそういう目的があるということで、子供の頃に「あれ?これ私じゃないかも」とふと思ったわけです。

月にあるものは、必ずしも否定的なものや、感情的になるようなものとは限らないので、そういった肯定的なものや、当たり前に自分らしさだとして前向きに捉えているものも明らかにすると、より軽くなります。

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