意識の切り替えとカーテン

目が覚めると、夢の内容はすっかり忘れているのに、妙に何かを納得していたり、なるほどなと感じていたりすることがあるものです。眠るとエーテル体の自分に切り替わり、起きるときは肉体の自分にスイッチするわけで、エーテル体の自分と肉体の自分の間、眠りと目覚めの狭間には、一枚のカーテンが引かれていると考えるとよいです。カーテンを開けると、見えるし、わかるのに、閉めるとまったく見えなくなり、わからなくなります。この意識の切り替わりに気がつけるのは、エーテル体と肉体が繋がり、型が合ってきているからです。

エーテル体と肉体は断絶し、7階段やヤコブの梯子で繋がっているので、この落差を埋めるかのように階段を上り、梯子を上ることで、カーテンの開け閉めが自由になります。階段を上るには、重い荷物を下ろし、服を脱いでいくことになります。階段を自由に上り下りできるというのは、荷物を自由に扱い、服を自由に脱いだり着たりできるということで、カーテンの開け閉めのような切り替えやスイッチというより、緩やかな切り替えになり、起きたときにすっかり忘れていることなく、なんとなーくこんな感じだったなーとなります。完全遮光のカーテンから、カフェカーテンくらいに不完全で、光が穏やかに差し込むレースのカーテンのようになります。

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