リリス的魔術師

魔術師はリリス的です。地上に足を着けず、土の大地に降り立たず、木の中腹に着地します。そこからは、地上原理に支配されずに地上を見ることができるので、物質のエーテル体である、生命力や意味を見出すことができます。むしろ地上原理がわからない。

社会のルールや、集合意識が持つ善悪感、自明の理に対して無知なので、まず「できるかできないか」という発想がありません。やりたいことに迷うこともなく、今ここでできる、あらゆることに希望を持ちます。というより、魔術師が希望そのものです。

木の中腹にいるリリスは、天と地を繋ぎ、天との繋がりを失っていないし、目的も忘れていません。天と地を繋ぐというのは、地の側を変え、地を良くするためというより、天の意志をわかりやすく伝え、生きることを楽しみます。リリスは木の中腹にいるので、実際的に動かず活動的ではありません。リリスが動かないというのは、気づけば環境の側が変わり、勝手に地上の人々が動くからで、リリスは意図を持ち、筒として生きます。

リリスというのは、エーテル体の側にいて、誰もが影に回し背中に背負っています。リリス的魔術師になりましょう。

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