気づき続ける

たとえばセラピーをするとき、セラピーを受ける人が自覚しているところと、そのちょっと外側だけを扱うことができます。無自覚なことを話してもピンときません。どれだけ星のことや心理学、スピリチュアルの話を見聞きして、教えてもらっていたとしても、自分がどれを理解し、どこにいるかは、自覚した方がよいです。

この「自覚」というのは、自己想起によって得られるもので、夢解釈をしている自分を見ている自分がいる、その見ている自分を見ている自分がいる、と外に広がることで「自覚」が生まれます。そしてこの作業はずっとし続けるものです。どこかに到達すれば、たとえば星に回帰すれば自分に向き合う必要がなくなり、自己想起も必要なくなるということは、ないです。

次から次へと出てくる癖こだわり、影があるというのは、次から次へと気づきを得ているということで、どこまで行ってもダメな自分というわけではなく、ダメだと感じるなら、そのダメだと感じる自分も自己想起した方がよいです。そしてダメだというなら、良いとしていることがあるということです。その良いとしているものも知った方がよいです。そうやって果てしなく気づきを得る生き方は、肉体の中で昏睡することなく、目覚めて生きる人の姿勢です。

いいなと思ったら応援しよう!