連想から抜け出す
夢解釈の面白いところは、連想から抜け出せるということです。日常使いの意識は、どんな閃きも気づきも、わりと連想ゲームになっているので、どこまで行っても自分の外に出れない感じがありますが、夢解釈をしていると、その連想の外に出れます。だから、夢解釈は連想でやってはいけないということです。むしろ象徴解釈は連想ではできないということで、たとえば「雪といえば冬」「冬といえば白」といったところで、これでは意味を見出すことができません。「で?」となるわけで、その先に行く必要があります。「雪や冬の寒さは過酷さを表すと同時に、すべてを白紙に戻し、新しい芽を出す力を蓄えている」と考えれば、連想の先が見えてきます。とはいえ、解釈はこれだけではなく、雪や冬は神経をすり減らすものだったり、命を育むものだったりします。
他の人の解釈が、連想の外に出る刺激になることもあるし、タロットカードを引くことで「そんな意味もあるか!」と、思いもよらない意味を見出すこともできます。