疲れや不安とは
眠りが浅いと疲れが取れないというのは、メンタル体まで行かないと癒されないということです。メンタル体には色や形、音もありません。色や形、音がある世界とは疲れるものです。
意識は対象がなければ働かず、メンタル体で意識を働かせることは、陰陽化した色や形のある世界に慣れている私たちには至難の業です。陰と陽という相対するものが生じることで多彩な世界が生まれ、「疲れ」も生まれます。陰陽化していないと疲れることもありません。私たちは融合や統合に感動し安らぎを感じますが、究極の癒しは、無であるとか、何もないところにあります。
眠るときは四元素を統合し、起きるときは四つのうちの一つになるという体験では、分かれる瞬間は言葉にしがたく、「私」が生じたときには、仲の良い一人が近くにいて、もう二人は見えないところにいました。見えない二人がどう降り立ったのか心配していました。これは四元素の一つに「私」が生じ、協力関係にある元素は意識でき、他の元素は意識することが難しい、という肉体を持った「私」の生き方を表しています。分割には心配や不安が伴うものです。