強い意志を持つこと、三本の線
強い意志とか、意志を貫くと言うと、意地を張るとか強情っぱりなことをイメージするかもしれませんが、意志とは点なので、広大な海に雫をポトンと落とすイメージです。強い意志は、果てしなく波紋を広げることができます。弱い意志は、その影響力も弱いです。意志という点は、繋ぐものを通して広がります。繋ぐものとは、柔軟な発想や多様なアイデア、変化していくものなどです。
意志を剣に見立てたとき、貫くだけでなく、のらりくらり螺旋状の剣もありですが、この螺旋状は陰陽に関わるということなので、多様性があり、余計なこともしでかすし、躍動感があってなんだか楽しく、そのうち目的地に辿り着いているものです。剣が先細りなように、意志が鋭ければ鋭いほど、着地点は限定され、可能性は小さくなります。
今日聞いた話では、高次な意識と繋がるパイプは実は三本あって、真ん中が正規な線で、左右の一方は高次な意識に繋がるけれど、もう一方はその繋がりをコントロールしているそうです。そりゃそうだ。これはクンダリニーに関係するものでもあって、上位の意識が私たちに何かしているというより、私たちの興味がどこにあるかの話です。物質化に興味があれば、そのコントロールする方のパイプが強くなり、高次な意識との繋がりを断ち、つまり個人に閉塞しようとします。閉塞する側のパイプを開こうとすると、外に出ることはないので、いわゆるクンダリニー症候群になります。
見ているものは同じでも、創造する側と創造される側では捉え方が180度異なるので、「している」ことも「されている」ことになります。