霊能的なものに対する二つの姿勢
「霊能的なものは副産物なので、それを期待して何かを学ぼうとすることはどうかと思う。」と言っている人がいて、これはその通りだと思いました。「高次な存在と対話をしたい」というのと、「本質的自己を取り戻したい」というのは、入口が違うだけで同じ場所に辿り着きそうですが、正反対な場所に着地する可能性があります。
高次な存在と対話したいとか、スピリチュアルリーディングをしたい場合、もらいたい、受け取りたいということで受動的です。本質的自己を取り戻したい場合は、本当の自分を自分で生きたいということで能動的です。そもそもの姿勢が異なります。
スピリチュアル系の講座やワークは、同じようなテーマを扱いながら、この相反する2つの姿勢があるのかもしれません。私自身あまり受けたことがないので詳しくないのだけど、多くの場合が、この受動的姿勢を基にしているのではないでしょうか。だから受けてみて「なんか違う」と感じる人が出てきます。こういう人は能動的なナイトになりたい人です。
17星のカードでは、恒星に回帰して下りてきますが、このとき溢れ出た星の力が、土の大地のエーテル成分に注がれます。星の力を持ち込むとき、余剰成分が地上に伝えられます。進化の過程を進み、恒星に回帰することで、土の大地に立つ人に注がれるものがあり、これが高次な存在からのメッセージであり、獲得したリーディング能力によって伝えられるメッセージだと言えます。
これは進化の過程上にある、余剰成分であり副産物です。まだまだ道は続いています。