プロになる
やりたいことをやっていくとき、プロを目指したらいいと思います。プロというのは、社会に認められ、たくさんの人に認められ、お金をもらえることがプロではありません。気分や体調によって、やったりやらなかったりせず、やる気や環境によって、成果に良し悪しが出ないのがプロです。やりたいことがあるのに、ちょっとやってやらないまま、「できない」とか「むいていない」、あるいは「今じゃない」とすることもあるかもしれませんね。
専門家的サトリというのは、いわゆるプロが持つ意識のことで、専門分野で働く全惑星意識です。専門家的サトリは、はじめから持っているようなものではなく、否定的出来事を乗り越えながら獲得していくものです。気分が乗らないからやらないのではなく、気分が乗らなくてもやり続け、思ったような成果が出なくても、向いていないとか力がないと言ってやめないことで、いつどんな時でも「できる」ようになり、どんな要求にも応えることができるようになります。たとえば夢セラピストが、クライアントの夢を聞いて一言も出てこないようでは困ります。振り絞った一言でもいいから、プロとして出せるようになろうとすることが大切です。
事務職だろうと専門職や技術職、芸術家やどんな仕事でも、歯車の一つにしか過ぎないと感じるものだとしても、たとえ初心者でも、プロ意識を持つことは全惑星意識獲得への第一歩で、誰にでもいつどこでもチャンスは与えられています。プロ意識を持ってようやくやり始めたと言え、プロになってはじめて楽しくなるものかもしれません。