サイン体験を深める
占星術講座を受けている人の中には、1回の講座で、たとえば牡羊座と1ハウスを学び、そのサインを夢で体験して絵に描いてまとめる方法で受講している人がいます。次回の講座までの1ヵ月間に、夢を見ては考え、夢の体験を深めていくので、サインと数字への理解が深まります。見はじめの夢では、その人にとってのサインの印象が如実に表れ、次第に個人性が薄れ、普遍的印象に変わっていきます。たとえば蠍座に対して、べたべたの甘いお菓子の夢を見ていたのが、父が水をかけると色が変わる花の夢に変わったりします。それが一枚の絵にまとまっていると、上の方に描かれた甘いお菓子は、下の方に描かれた変容する花に力を与えているようにも見えたり、理解することで消化し昇華されるものがあったことがわかったり、そしてその解釈を講座内でして次のサインへと進むので、かなり積極的に螺旋階段を上ることになります。
サイン体験を夢で深めていくことで、個人性が普遍性へと向かい、サインを体験し尽くすことで、そのうち地球から吐き出されます。