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2023年8月の記事一覧

服を脱いでから寝る

地上から天上へと存在の根拠が移るとき、移るというより元々そうだったことを思い出し、認識が変わり、自我が移行し、自分という存在が変わろうとするとき、孤独感や絶望を味わうかもしれません。それはまだ地上に捕まっている自分が、地上には何もないことを心底実感するからで、まだここに希望があるかもしれないと掴んで離さないものがあるからです。

ちょっとでも地上に捕まっている部分があると、地上から離れない、輪廻か

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創造する側の生き方

いわさきちひろが「大人になることは、他人を愛することができるようになること」と言い、100万回生きたねこが、他人を愛することで死ぬことができたように、愛を知ることは輪廻から抜け出すことに繋がります。愛を知り愛になるとは、立方体の8つの頂点を自分のものにし、中心を取ることではじめて可能になります。欠けのない状態、何かに押しつけず、余計なものがくっついていない状態ではじめて愛を知ることができます。 自

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陰陽化していないものの美しさ

この次元から統合を繰り返した先にある、私たちが辿り着ける限界にある統合、一なるものもまた、その上の次元からすると陰陽化しています。限界点に辿り着きそこで得たものは、この世界の言葉で表すことができないもので、色も形も音もないのに絶対的な美しさを感じ、強烈な力を感じるものです。感じるというよりダイレクトに体験します。陰陽化しているものは容易に言葉にすることができますが、陰陽化していないものは言葉にする

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背骨とセンタリング

肉体を持つ自分の軸、物質肉体の軸は背骨にありますが、本質的自己の軸は肉体に依存していない、物質肉体的には何もないところにあります。背骨の掃除が大切なのは、肉体が持つ癖こだわりが背骨に書き込まれていて、着込んだアカシックレコードが折りたたまれて筒を成しているからです。そして「両親や環境から与えられた設定」という手掛かりから、過去世や来世にもたどり着くことができ、様々な設定が「両親のせい」というわけで

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全部出しちゃえばいい

身体にあらわれる症状は、表情や姿勢はもちろんのこと、心の反映、エーテル体の反映なわけですが、急性の症状に関して、たとえば熱が出たり嘔吐や下痢をしているとき、「全部出しちゃえばいい」という言葉をよく使います。急性のものに関しては、ちょっと溜まったものが噴出して、言わば小出しにしている状態ですが、慢性のものは、エーテル体と肉体の慢性化したズレが表面化している状態で、これもまた「全部出しちゃえばいい」と

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物語に没入すること

漫画や本、ドラマでも映画でも、没頭してなり切って物語の中に入ることで、実際に体験せずとも、あらゆる感情を体験することができます。感情体験とは、肉体を持った自分が実際に行動したものだけに限りません。物語に入り込んだことも夢の体験も、すべてが実体験です。

経験したことがなければわからないという実証主義では、ごく限られたもの、ごく一部しか理解できないことになります。ましてや他者の環境や感情を理解するこ

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夢は嗜好品

夢について考え理解を深めることはとても贅沢なことで、夢は嗜好品です。今日の衣食住に困り、明日の人間関係や責任に押しつぶされそうなら、夢に興味を持つこともなければ、そもそも夢を覚えていられないものです。また夢はその人の心象風景そのものなので、どれだけ綺麗な服を着て、丁寧な言葉を使い、身だしなみを整えていても、夢には隠すことのできないその人の世界が現れます。その人の色や形、雰囲気、匂いや感触が、肉体を

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未来の自分

5年後の自分、10年後の自分というのは、どこからやってくるわけでも、突然に偶然に発生するわけでもなく、自分の中にあるものです。5年後10年後の設定ができない、5年後10年後の自分が思い描けないというのは、今ここから続く自分を、時間の経過に任せているということで受動的です。 未来の自分を思い描くことは、能動的に生きるきっかけになりますが、ビジネスプランを立てようということでも、貯金額の目標を決めよう

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選択権

自分が明らかになるにつれ、「これは私だけど私じゃないかもしれない」となるものです。私らしすぎてちょっと恥ずかしくなったり、過去の色々に後悔したりするのは、その自分に自己同一化しているからです。明るみになった自分は、癖やこだわりに過ぎないものではなく、生かしていくものになります。好きなものは好きで、嫌いなものは嫌いで、それに振り回されるわけではなく、好きなものを選ぶことができるようになります。癖こだ

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