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2021年4月の記事一覧

踵とヤコブの梯子

踵とヤコブの梯子

ハイハイする暇なく立ち上がった私は、腕の力が弱いと言われて育ちましたが、はじめて身体を認識したのは、ベビーウォーカーに跨ぐときの足の感覚です。で、はじめて歩き方が面白いと指摘されたのが9歳の時です。この二つの記憶が、私が肉体に着地したときの記憶です。大地に立たなければいけないと思ったわけです。

歩き方を指摘されるまでは、つま先でふわんふわん飛ぶように歩いていたようで、「いつも楽しそうだね。」と言

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時間と空間

時間と空間

上昇型と下降型が道で出会うと戦争になる、とグルジェフが言っていたそうですが、以前も書いたように、創造された側と創造する側とでは、戦争になる前に話が噛み合いません。

たとえば時間という概念をとっても、当たり前のように乗っている流れであり、止めるとか逆回転させるというような発想を持たない場合もあれば、時間とは何かと考えたとき、小さな個人が構築しているのではないか、私たちの思い込みによって成り立ってい

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星の力の余剰成分

星の力の余剰成分

自分のことに集中して生きていると、溢れて零れ落ちるものが出てきます。たとえば私が夢を使ったセラピーをしているのは、私が寝ることが大好きで、夢に対する興味が尽きず、自分を知るためにずっと夢と向き合ってきたからで、誰かのために始めたことではなく、外に溢れ出たものがあったというだけです。

17星のカードで、星の力を溜め込み、溢れたものが外に吐き出されるとき、絵柄の女性が足元の池なのか川に流し込んでいる

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恒星に包まれる その2

恒星に包まれる その2

恒星に包まれるとき、ブランケットに包まれるような、ブランケットと私という主体と客体が成り立たず、小さな個人である私は溶けてなくなります。包まれるときは、肉体を持った小さな私に自己同一化している私は、「死ぬ」とか「消える」と感じます。

というようなことを以前書きましたが、「発見する、包まれる、なりきる」の三段階があると知る前に、同じような、というか包まれる体験を何度かしていたことを思い出しました。

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感情が軽くなること

感情が軽くなること

「感情を軽くしよう」と、よく言っていますが、それは感情の7層のうち、重い部分を少なくして、高次な部分を増やそうということです。

夢のセラピーやパスワークをしていると、「ない」ところに感情が「ある」と感じることがあります。今まで頼りにしていた部分が少なくなり、別の部分が増えていくと、実感がどこにあるのかわからなくなります。

たとえば、こじれたカップルの話を聞くのが大好きだったとか、誰かのためにな

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点と線、雫と波、そして波紋

点と線、雫と波、そして波紋

点と点を繋ぐ線は、共通のものを見出し結びつけ繋ぎます。点はロゴスあるいは意図であり、線によって関連付けられることで意味が生まれます。面は点と線によって維持され、点と線で囲まれた面には色や形や音が生まれます。

立方体の8つの点を、外界から切り離し自分のものにすると、環境に依存しない箱になります。肉体を持って生きる私たちは、重力によって大地に足を着けており、すでに立方体の一つの面に依存していると言え

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上昇すること、下降すること

上昇すること、下降すること

地から天へ向かう7音は天に届かず、天から地に向かう7音もまた地に届きません。地上から天上へ向かおうとするとき、死にかけの小さな世界に閉じ込められた、「肉体を持った私」に同一化した状態から始まります。これは創造された側としての存在です。

反対に創造した側からすると、分割すること、振動数を下げること、物質化することに閉じ込められることはなく、むしろその創造行為の中に生きることになります。この進化する

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越えたくない壁

越えたくない壁

恒星に回帰し、本質的自己を取り戻し、スターピープルになることを目指すとき、当たり前に自分自身と向き合うことになります。背中に張り付き、見えないところにいる私を取り戻そうとしているのですから、見たくないものを見て、忘れ去られた私を思い出すことになります。

16塔で星に飛び出し、17星で恒星から戻ってくると、18月でかつての私を引き出します。かつての私とは恒星の記憶で、それを自分の記憶として思い出し

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象徴で会話する

象徴で会話する

絵画療法では、左手に持つ小さな花が描かれていれば、「この花は、これからもっと開くの?」とセラピストが聞き、クライアントが「この花はもう満開です」と答える。それだけでセラピーの意味があります。
夢セラピーも同じで、小鳥を必死で捕まえる夢を見たなら、「今度は大きな鳥に捕まってみましょう」と伝えるだけで、ハッと気がつくことがあるものです。

象徴をそのままに会話できることは、私にとっては慣れ親しんだもの

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肉体の元気とエーテル体の元気

肉体の元気とエーテル体の元気

肉体の元気がなくなっているとき、エーテル体が元気になっています。年を取って肉体が衰えていくにつれ、生命力であるエーテル体はどんどん元気になります。身体は動かなくなっていくのに、エネルギーが溢れてくるわけで、それを物質的現実世界でどうにかしようにも、なかなかどうにもならないのではないでしょうか。

エーテル体が肉体を凌駕し始める、ちょうどその過渡期は火星から木星の年齢域への移行くらいかもしれません。

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フォーカス15と帰還

フォーカス15と帰還

最近、時間を見つけてヘミシンクをしています。
ヘミシンクの便利なところはフォーカスレベルが設けられていることで、たとえばフォーカス10は寝入りばなのウトウトした意識状態で、フォーカス27は月のステーションレベルです。

バイノーラルビートと同じように、変性意識状態を作るために構成された音声プログラムなので、CDを聴くだけです。夢や、寝入りや寝起きの変性意識に慣れていると、ヘミシンクのような誘導があ

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三浦梅園のダイアグラム

三浦梅園のダイアグラム

三浦梅園のダイアグラムというものを知りました。

この図を載せていいのかわからないので、Google先生に聞いてみてください。これは、ピュタゴラスのテトラクテュスでもあり、フラワーオブライフではないかと。はじめに二つに分かれ、それから四つに分かれる。分割は4回繰り返され、全部で16通り生まれる。

これを三浦梅園は円形で描いていて、輪廻を理解するのにかなり役立つと思いました。というのも、輪廻の輪か

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年を取る

年を取る

固有名詞は物質界ならではのもので、年寄りになるほど肉体を越えて意識が拡大するなら、固有名詞はどんどん分からなくなるかもしれません。
太陽系に意識が拡大すると、内包する惑星一つ一つに意識を向けることが難しく、全惑星意識には固形物の惑星や硬くなったシミがないので、細かいことはどうでもよくなります。
惑星を統合した全惑星意識を獲得していない場合、年齢を重ねることで、肉体を越えて意識が拡大したとき、重く沈

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世界は幾何学模様でできている

世界は幾何学模様でできている

この世界は幾何学模様でできている。と、子どもの頃から思っていました。どんなものも図形から成り立ち、きらきらしています。だからユングが、「深層心理を描くと曼荼羅になる」と言っていたと知ったときは、非常に納得したし、これは誰もがなんとなくわかることではないかと。だからなのか癖なのか、エーテル体を見るときはオーラのような光よりも模様に見えることが多いわけです。

幾何図形にはそれぞれ意味というか力があり

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