令和元年を振り返って。
令和元年。今年は新しい時代の幕開けでした。
各地域で進めて頂いてきた小規模多機能自治の手法による新しい住民自治がスタート。併せて協働のまちづくり支援センター「一般社団法人 なんと未来支援センター」が発足。
まちづくりの課題解決を資金面でサポートをするコミュニティファンド「公益財団法人 南砺幸せ未来基金」も立ち上がった。行政と地域、真の協働のまちづくりの体制が整った。
平成24年度から進めてきた「エコビレッジ構想」と前記の住民自治の仕組みなど南砺市の取り組みが、政府が進める自治体SDGs未来都市に選ばれ、モデル事業としてSGDsを率先して進めていく都市となった。
市内各地で民間事業が進んだ一年でもあった。
新たに立野が原にワイナリーがスタートを切ったほか、日本遺産井波では県内外からの投資によるゲストハウスがオープン。BEDANDCRAFTのゲストハウスやカフェがさらにパワーアップし、新たな旅館などの進出を誘導した。
他にも若手まちづくりの担い手の皆さんから様々なご提案や提言を多くいただいた一年でもあった。
このような動きは統合庁舎によるそれぞれの地域づくりについて議論が深まった結果と言ってもいいのではと思う。
さらに、世界的文化事業も成功裏に終えることができた。ロシアと日本の共同開催の「シアターオリンピックス」。
利賀に20000人を観客を世界から集めた。4年に一度の「いなみ国際木彫刻キャンプ」も素晴らしい作品が完成し幕を閉じた。
世界でも有数のワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」も毎年進化している。
終戦直後福光に疎開して自身の作風に影響を与えたと言われる「板画家棟方志功の福光時代展」も多くのファンを集めた。
しかしながら、南砺市の最大の課題である人口減少については苦戦を強いられている。昨年度は出生数が250人と激減した。移住者の数は増えているが、人口ビジョンの計画より下回ってしまった。
来年より統合庁舎となる福光庁舎の整備とともに仕事のあり方も考えながら公共施設再編計画、職員数の計画である定員適正化計画も進めている。
さらに補助金のあり方や施設利用料の公平性をはかるための公共施設利用料についても案を提案し、現在市民の皆様との議論を深めて頂いている。
総合的に持続可能なまちづくりに向かって皆さんと議論は大変重要であることは言うまでも有りません。
今年一年市民の皆さん。議会の皆さん。はじめ、本当に多くの皆さんにご指導頂き、心より感謝申し上げ年末の挨拶とさせて頂きます。
皆様。良いお年をお迎え下さい。
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