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田中の深夜のつぶやき。西野さんの講演会に参加して。

今日から西野亮廣さんの光る絵本展が鳥取砂丘で始まりました。運営側のメンバーには知り合いが何人かおられるので、相当な労力をかけて準備されてこられたのを見ていました。お疲れ様でした、そしてありがとうございました!!

絵本展初日の10月17日には鳥取砂丘の真ん前にある結婚式場のスペースを借りて西野さんの講演会がありました。時間にして90分。その話がとても面白かったので特に覚えておきたいことだけメモして残したいと思います。

*話の大半はオンラインサロンで書かれていることでした。サロンメンバーの自分からするとそれは少し残念ではありましたが、一方で、本来は講演会レベルで話されることを普段からオンラインサロンに書かれているんだと考えると、毎月1000円で読めるのはめちゃめちゃお得だなと思いました。本当に学び多いので、西野さんのオンラインサロンは入ってみてください。

以下、印象に残った内容です。

給料は「提供した労働」の対価ではなく、「提供した価値」の対価。
もう芸人はやめた。はねトびで視聴率とって売れたけどスターにはなれなかった。どんだけ頑張っても、さんまさん、たけしさんの背中をずっとみていた。それは結局誰かが作ったレールを歩いているから。自分でレールをつくらないといけない。
タモリさんに言われて絵本作家になることにした。他の絵本作家に勝てるところはないかを考えた。結果、「他の作家さんよりも時間がかけらえる」事に行き着いた。絵本作家専業は通常短いスパンで作品を出す必要があるが、20数個の肩書を持つ自分は他でも稼げたから、絵本には時間をかけることができた(絵本で稼げなくても生活ができた)。絵本のページを増やし、コスパを悪くした。文章も長くした。その結果、オンリーワンの絵本作家になれた。
これからは職業の掛け合わせが大事。1つのことをずっと続けない方がよい。今の会社の平均寿命は20数年。つまり新卒で入った会社はなくなる。また人の平均寿命の延びた。つまり人は生きている間に4回ほど転職する。これが何を意味するか。人は仕事を変える事になれておいた方が良い。1社で働き続けるというのが美しい、という考えを捨てるべき。
絵本の1作目はめちゃくちゃ良いものができた。でも3万部しか売れなかった(目標は100万部)。2作目もできた。でも3万部しか売れなかった。この時に買う側のことを考えてみた。実体験として、本はあまり買わなかったし、壺とかまったく買わなかった。買っていたものはパンとか牛乳の生活必需品と、よくよく見たらシンガポールのマーライオングッズや広島県宮島のペナント、京都では御用と書かれた提灯を買っていた。これらをなぜ買ったのかを考えると「お土産」だったから。つまりお土産には人はお金を出す。ディズニーランドは好例。出口付近にお土産やさんが両サイドにありみんなお土産買っている。映画のパンフレットも好例。では、絵本も「お土産」にすれば良いではないか。そのアイデアに基づいて、無料で絵本原画展を開催してその出入り口で本を売ってみた。めちゃくちゃ売れた。絵本をお土産化したら成功した。
90年代後半はCDがめちゃくちゃ売れた。90年代前半にもCDはあったのになぜ後半に売れたのか。当時はCDラックを部屋に飾ることが流行っていて「かっこよさ」の象徴だった。このCDラックを格好良くするために人々はCDを買った。これから何がわかるか。CDを単なる音がなる道具ではなくインテリアにした。CDの意味を少しずらした。この「意味をずらす」ことが大事。西野さんの絵本はカバーをとると英語のみでタイトルが書いてあり余計な文字がない。これは飾った時に「外国のちょっとおしゃれな絵本に見える工夫」で、インテリアとして置いておけるようにお客さんの行動をデザインした。つまり、絵本の意味を少しずらした。
お金を稼ぐよりも信用を稼ぐべき。西野さん、ホリエモンは信用を稼いでいる。どうやって信用を稼ぐか。簡単なことで、嘘をつかないこと、空気を読まない事。空気を読むというのは自分に嘘をつくことである。
お金は信用があるところに集まる。クラウドファンディングはお金の両替機。信用がお金に変わる。

今日は事前にクラウドファンディングで「講演会のスタッフになれる権利(5,000円)」を購入した約20名と一緒にスタッフとして参加しましたが、スタッフの中には西野さんの本を読んで影響を受けた大学生が複数人いたり、西野さんのファンだからと隣の岡山、島根から駆けつけた人もいました。実際に僕もサロンメンバーなのでいちファンと言えますが、芸能界の経験に基づくお話は芸能界の裏側を見ているような気持ちになるので面白いし、西野さんの絵本づくりの背景にある西野流哲学は理論的で根拠があるので説得力があります。特に今日の「意味をずらす」(上でいうところのCDラックの話)というのは、自分の会社の活動でも大いに活かせると思い学びになりました。具体的に落とし込んで会社の情報発信の仕方を変えていこうと思います。

自分の実体験に基づく哲学(考え)を堂々と話せる人は格好良いですね。西野さんを生で見てつくづくそう感じました。

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教育専門家 / 田中大一 / タナカタイチ
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