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東京のド真ん中 青大将の森は危機に瀕する
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古木巨木が鬱蒼と生い茂る有栖川公園(港区)を訪ねた。起伏に富んでいて「プチ山歩き」の感さえある。
どこまで緑が続くのか。嬉しくもあったが、いささか不安になりかけた頃、ガードマンと出会った。
「あの辺も有栖川公園なんですか?」
「ええ、そうですよ。森ですよ」。
ガードマンはやや間を置いて「ついこの間、ヘビを見ましたよ。青大将でした。その翌日には小さい青大将を見ましたよ。子供でしょうね」。
青大将は有栖川公園だけではない。日本庭園協会の高橋康夫相談役も、日比谷公園で青大将を見たという。「東京の真ん中に青大将がいるんです。そんな(日比谷)公園を壊しちゃいけないんです」と力説する。
港区は選挙の結果、樹木の伐採に異を唱える新区長が誕生した。有栖川公園の森は新区長が掌返しをしない限り守られるだろう。
しかし日比谷公園120年の森は、新知事が登場して進行中の再開発にストップをかけない限り、破壊されることになる。青大将は住み家を失う。
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~終わり~
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