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食欲のニーズにあわせて食べる

茄子が絶好調。茄子はほんとうにたくさんの品種があり、今月の教室にはイタリア茄子、緑茄子、真黒茄子の3種類が並びました。畑から直接届く野菜たちは、どれもピカピカで美しい!それぞれの味わいがありますが、今回は3種類まとめてたっぷり、ひと鍋で蒸し炒め。空心菜や、612ファームの絶品トマトも一緒に。たなかれいこの蒸し炒めで野菜の旨味を引き出します。これに煮干しやニンニクも加わると、さらに旨味が充実。顆粒だしに頼らなくても、いえ、頼らないほうが、素材の旨味を感じられる、飽きない料理になります。茄子の蒸し炒めは、今月はみそ仕上げ。葛でとろっととろみをつけて、最後に豆腐も加えました。無農薬無肥料の唐辛子パウダーで辛味もきかせたので、麻婆茄子豆腐風な仕上がりに。

オクラとモロヘイヤ、そして花ニラも畑から届いたので、こちらは全部茹であげ。花ニラがふわっと香ります。3種類あわせてすり黒ごまで、ごま和えに。ちょっと塩をしてありますがこれで完成の料理ではなく、あとは食べる時に塩をさらに加えてみたり、醤油で食べてみたり、ご自身の味覚のニーズに合わせてそれぞれの食べ方をしてみてくださいね、というたなかれいこの提案。

せっかくできあがった料理に、さらに塩や醤油を加えるなんて…とは思いません。食べる時は自分が主役。おいしいと思う塩加減、醤油加減で食べるのがいちばん。なので、教室の食卓にはいつも必ず、塩と醤油はセットで出しておき、自由に加えて食べていただきます。減塩が健康のきほんだわと、おいしいと思えない塩気がうすーい料理を食べるのこそ不健康です。

じゃがいもも昨今いろいろな品種がたくさん。今回はタワラマゼランというじゃがいもを使いました。外の皮は赤味がかっていて、切ると中は濃くてきれいな黄色。これを蒸し煮し、マッシュポテトにしたら、玉ねぎときゅうりを加えたサラダに。じゃがいもはいつも皮ごと調理します。皮も気にならずおいしく食べられるので、皮むきは不要、そのほうが料理だってラクチン。玉ねぎときゅうりは、これまたラクチンにスライサーで薄くして、塩を加えてしんなりさせて、調味してからマッシュポテトと合わせていきます。玉ねぎやきゅうりの塩加減はどれくらい?料理の途中で味見をしながら、舌で塩加減を体験していただきます。

素材の味を活かしながらも、ぼやけた味わいにはならないのは、たなかれいこの料理の調味料づかいがポイント。それは数字で表す調味料の量ではなくて、どういう料理のデザインをイメージしているか。その都度、どんなイメージの料理かをたなかれいこが説明しますので、レシピに頼らないで作る料理のベースが少しずつ身についていきます。

さいごは、ピーマン。大葉と一緒に蒸し炒め、おかか醤油仕上げです。かつおぶしは手でつかんでわさっと鍋に、醤油をじゅーっと。間違いなくおいしい香り!かんたん料理でも、教室ではピーマンの切り方、火にかける前の蒸し炒めの手順、火加減、調味料の加え方などなど、こまいかいところまで、かんたん料理をよりおいしく作るコツをたなかれいこが伝授します。

まだまだ厳しい残暑が残る9月上旬でしたが、同じような野菜のラインナップでも、ひと月前の真夏の野菜料理とはまったく違います。暑さで疲れた体に染み渡り食べるとなんだか元気になる料理。それは、その時の気候や体と対峙し、食欲のニーズにあわせて料理を作るから。今ある野菜でかんたんにできるレシピを検索したり、栄養バランスで組み立てる献立ではそうはいかないのです。

そうはいっても、なかなか自分の食欲のニーズが分からない…という方は、「たなかれいこの たべもの教室」や「たなかれいこの料理を食べて学ぶ通信講座」で、おいしくたべる体験を重ねてみてください。食べて、舌や体で体験することで、食べ物との向き合い方がじわじわと必ず変化します。

**9月の たなかれいこのたべもの教室 献立**

 ●三種の茄子の蒸し炒め煮 葛寄せ
 ●オクラとモロヘイヤのごま和え
 ●マッシュポテトサラダ
 ●ピーマンの蒸し炒め おかか醤油仕上げ
 ●5分搗きご飯

<今月の使用食材>
イタリア茄子、緑茄子、真黒茄子、甘長唐辛子、ニンニク、空心菜、ミニトマト、オクラ、モロヘイヤ、花ニラ、じゃがいも、きゅうり、玉ねぎ、ピーマン、大葉、豆腐、オリーブオイル、みそ、海塩、醤油、白バルサミコ、アップルビネガー、煮干し、花かつお、葛粉、唐辛子粉、すりごま、5分搗き米

*野菜はすべて無農薬無肥料栽培で作られたものです。
*ミニトマトは蓼科612ファームのもの。
*じゃがいもは「タワラマゼラン」を使用。
*みそは、612の去年の手作り玄米味噌。
*花かつおは、かつお節パウダーにして使いました。
*唐辛子粉は、無農薬無肥料の唐辛子を粉状にしました。
*米は無農薬無肥料の玄米を精米器で5分搗きにして使いました。
*料理に使う水はすべて天然水を使用。

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折々に畑から届くおいしい旬の食材を使うため
教室では月々の献立をあらかじめ公表していません。
ひと月おわりましたら、献立を公開しています。
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塩は計らず手で。でもちゃんと塩加減のイメージをもって。
出てきた水分は軽くしぼって。
このきゅうりの水分も美味しいので捨てずに飲んでいただきました。


*9月の教室アルバムもあわせてご覧ください。


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たなかれいこの たべもの教室
いつからスタートでも大歓迎です!

たべもの教室では「おいしく食べて美しく健康に」をトータルで学ぶことができます。毎月一度通っていただくことで無理なく、ゆっくり、たなかれいこ的調理法を学びつつ、実際にお料理を食べた後の体と心の変化も感じていただけるのが「たべもの教室」です。自分軸を持つと情報にふり回されず、心身が落ちきます。その近道は食べものに向き合うこと。
ご入会ご検討中の方は、まずは「お試し受講」でご受講いただけます。ご都合のつく日時でお申し込みくださいませ。

<10月の開講日>    
2日(水)13時~/19時~ 
3日(木)13時~     
5日(土)13時~ 
*コロナ対応ワクチンを接種した方のご受講はご遠慮いただいています。


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