5/2 理解できなくても尊重する
私は、いわゆる「感受性が強い」タイプだ。と、思う。
人が泣いていたり怒られていたりすると、
自分までつらくなる。
お涙頂戴ものでは、見事に泣く。
「やつはとんでもないものを盗んでいきました」状態だ。
映画の予告編を観て、すぐに泣ける事象は
そろそろ特技欄に書かせてほしい。
「人の感情、とくに悲しさに感化される」はできる。
だが、
「人を尊重すること」ができるかは、別だ。
具体的には、
特に会社で働いていたとき
「体が弱い人」のことが、全く理解できなかった。
自己管理ができてないだけでしょう?
薬飲んで動いてよ。
社会人なら甘えるな!
オブラートに包んで、こういう考えだった。
自分が、どうしようもない不調に陥るまで
「どうにもできない体調の悪さ」
「治療をしても、よくならない」ことがある、ということを
全くわかっていなかった。
私は女性だが、
女性特有の病気の辛さも、
妊娠による体調の悪さも、
何一つわかっていなくて
自分が経験するまで、「そういう人がいる」ということにすら
思いを馳せたこともなかった。
たぶん、私はこの先も
特に、自分がまだ経験していないことは
理解できないこともあるんだろうと思う。
痛みや苦しみ、体調の悪さ、
今の日本で生きるにあたってのしんどさ。
それでも、理解できなくても、
「尊重する」ことはできると思う。
私はその痛みや苦しみを経験したことがないから
理解はできないけど。
私とあなたの考え方は違うから
理解はできないけど。
でも、私は私、あなたはあなた。
あなたのことを否定することがないように。
尊重できるように。
私の課題です。
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