4/5 リスク分散
株式投資などしていると、「リスク分散」が重要、といわれていたりする。
そのリスク分散について、去年の北海道地震のときに思ったことを、今、書く。
バラバラに住むこと
実家の家族や親戚は、みな北海道に住んでいる。
私だけ、ぽつんと本州に住んでいる。
昨年の地震のときには、私は何の被害も無い地域にいたからこそ、
スマホのバッテリーを気にせず、テレビもつけられて、
情報を集められた。
特に田舎なんかだと、家族は皆近くに住むべきだ!みたいな風潮があったりするが
バラバラの場所に住むのも、リスク分散になると思う。
そのかわり、何かあったときにすぐに助けに行けないことが、別のリスクでもあることは認識したうえで。
ひとつのエネルギーに頼らない
実家は、10年ほど前に引っ越した。
新しい家は、オール電化だ。
(東日本大震災の前で、まだ電力会社の地位があるころだった)
今回、北海道全域がブラックアウトした。
実家はオール電化なので、テレビや電源はおろか、冷暖房はつかないし、火も使えない。
カセットコンロがあったからお湯は沸かせたが、もちろんシャワーには入れない。
昨年の地震は9月の早い時期だったが、
もしこれが10月だったら?
12月だったら?
2月だったら………?
北海道は本州とは比べ物にならないほど寒い。都市部でも、家庭の冷凍庫レベルまで気温が下がることだってある。
家の中で毛布に何重にもくるまっていないと、命が危うくなってしまう。
ひとつのエネルギーに集中すれば、良い時はお得かもしれないが
非常事態には、大きな被害を受けることだってありうる、と実感した。
わが家の防災を考えるときには、リスク分散についても意識していこう、と思っている。
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