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施主支給のリスク

「施主支給」とは

工事や材料を施主が手配すること。つまり、施工会社を通さず、施主が直接購入し、現場に届けたり業者を手配したりすること。

メリットとデメリット

・メリット:施工会社を通さない分、安く買える場合が多い(ただし現場調整費は多少請求されることもある)

・デメリット:施工会社は、多少の協力しかしてくれない。発注時の確認も搬入等の調整も全て施主責任で行う。

工事は様々な業者が絡み合って成立するので、その中の一部を施主が手配するのはとてもリスクが高い。現場は常に変わっていくので、いざ搬入しようとする時に入らなかったり、発注を間違ったり。

また、責任区分も曖昧になる。施主支給の業者が現場を傷付けたら?工期が伸びてしまったら?

簡単に取り付けられる物ならリスクは少ないので、施工会社も了承してくれたりするが(etc.インテリアショップで見つけた壁掛けフックを設置するだけ)、ハウスメーカー等は、施主支給は一切お断りである。工事は元々リスクが高い作業であるので、一部を施主にお任せするというリスクまで加わると大変だからである。

私の意見としても、施主支給は基本お勧めできない。工事や発注はプロに任せ、安心して工事を見守ることをお勧めします。

とはいえ業者側から、「これは施主支給でお願いします」と言われる事もある。どういう場合か、次回につづく。

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