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コンクリートむき出しがリノベーションなのか
そもそもマンションのリノベーションとは、どんな考え方なのか、何か良いのか説明したいと思う。
結論から言うと、
マンションリノベとはそもそも、「都心に中古マンションを買って、好きな間取り、新築同様にして、通勤ストレスを無くし、快適な人生を送りませんか」という提案である。
つまりマンションリノベは、都心でこそ有効なマイホームの一つの選択肢である。
みんな、都心に住みたい。
しかし、都心の新築住宅は、高すぎて買えない。少し郊外にコンパクトな戸建てを買い、満員電車で都心へ通勤するというのが、多くの人の選択肢の一つかと思う。
絶対に一戸建てが良い人はそれでも良いのかもしれないが、住む場所や家の間取りによっても人生は大きく変わるので、中古マンションをリノベーションという選択肢も、考えてみる価値はある。
中古マンションリノベーションのメリット
・横につながる
1フロアで横に広いので、いろんな間取りが考えられる。横につながるので、家族の距離感も変わってくる。階段を上り下りする必要もない。
・好きな間取りにできる
間取りやデザインも、好きにできる。新築時と違い、好きな会社やデザイナーに依頼できるので、縛りもない。そしてマンションリノベの設計打合せは、とにかく楽しい。
・新築同様になる
中古マンションであっても、フルリノベーションをすれば新築同様の家になる。フルリノベーションとは、専有部分を全て解体し、コンクリートの箱の状態(スケルトン)にして、配管も新しくし、床、壁、と作っていく工事。もちろん専有部なので、ここまで解体しても問題ない。これに対して表層だけのリフォームは、つまり装飾にお金をかける事に近いので、逆に勿体ないと私は思う。
・通勤ストレスを減らせる
新築マンションは買えなくても、中古マンションを買ってリノベーションし、都心に住み、通勤ストレスを減らす。内装はシンプルにして費用は押さえ、都心での快適な生活を手に入れる。
・資産になる
なんといってもマンションは、資産になる。戸建て住宅と比較すると、マンションは資産価値を保つことができる。特に都市部のマンションは将来売却することも比較的可能である。
工事については、
こだわりの内装に費用をかけすぎてしまうより、「都心での生活を手に入れる」という考え方で計画した方が良い。提題の「コンクリートむき出し」については、費用を削減する為に採用している事が多い。例えば、キッチンにお金をかけたいというお客様に、「では、天井を作る分の数十万を、キッチンに回しましょうか」という提案をしたりする。天井を作るのに、ざっくり30万ぐらいかかるので(面積や仕上げによるが)、施主の好みやコンクリートの躯体の状況を見て、その様な提案をしたりする。元々、むき出し系のデザインを希望する施主も多いが、躯体現しをデザインとして積極的に提案しているという訳ではない。
以上の通り、マンションリノベは都心でこそ有効な住まいの選択肢である。
(なお、持ち家をリノベーションする場合は、今回とはまた別の話です)