打席に立っている自分を信じよう。
先日読んだつんく♂さんのnoteにとても共感しました。書いてあったのは、結果を出すにあたってとにかく「数を打つ」ことの大切さ(↓)。「自分の打率が1%なら、(ヒットを出すには)数を打つしかない」というメッセージにとても勇気づけられました。
一方で自分が20代30代のころに直面してきたのは「打席に立っている自分に自信が持てない」問題。
「私よりももっとできる人はいるのでは?」
「私よりももっとふさわしい人がいるのでは?」
せっかく機会があるのに、こんな想いが常にわきあがってきてしまうのです。今思えば女性に多いと言われる「インポスター症候群」(自己を過小評価する傾向)が要因のひとつだったかもしれません(↓)。
出版社に勤務して雑誌の編集記者をしていたころも「私よりももっと面白い企画を考えられて文章がうまい人はたくさんいるだろう(⇔なぜ私はこんなにもできないのだろう)」と思っていましたし、友人と今の会社を共同創業したあとも共同創業者たちと自分を比べて、「私には彼女たちのような才能はないし…」と自己否定してみたり…
でも年齢を重ねて、経験を重ねて少しずつわかってきたことがあります。それは「打席に立っている自分を信じる」ことの大切さです。
もちろん、自分より優秀な人は世の中に大勢いますし、自分以上に結果を出せる人もいるかもしれない。
だけど、その瞬間、その打席に立っているのは、まぎれもなく世界中でただひとり自分自身だということです。そのことが奇跡だし、素晴らしい機会。その機会に純粋に感謝して、自信を持ってバットをふっていけばいい。
そこから先、ヒットを出せるかどうかは自分次第。つんく♂さんが書いていたようにとにかく打席に立つ回数を増やすのも手ですし、学んで調査や分析を重ねて打率をあげる工夫をしてもいい。
ともかく「打席に立っていること」自体に疑問を持ってしまうのはもったいない。その瞬間を味わって楽しむこと。それが何よりも大切なんですよね。