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フリーランスのネクストキャリア4タイプとは?

「フリーランスになったあとってどうなるんですか?」ーー最近、こういう質問をいただく機会がありました。「フリーランスのネクストキャリアはどうなるのか?」というご質問ですね。

その方が組織に雇用されない「独立系フリーランス」なのか、組織に雇用されつつ個人としても仕事をする「副業系フリーランス」なのかによっても多少、状況は異なるかもしれませんが、大きくわけると以下の4パターンがあるように感じます。

順番に見ていきますね。

①フリーランスとして道を極める!職人タイプ

基本的にはフリーランスとして生きていく…という人たちです。ただ、もちろんその中に変化も生まれていきます。

バリエーションA:事業形態の変化

たとえば、空いた時間に副業としてフリーランスをする「すきまワーカー」として働いていたのだけれども、「開業届」を税務署に提出し「個人事業主」として働き始めるーーですとか、これまでは「個人事業主」として働いてきたけれども、法人化(株式会社や合同会社などの法人になること)する(=「法人成り」と言います)人たちもいます。

法人化にはコストや手間が発生する反面、給与所得控除による節税効果や、社会的信用度アップによる取引のしやすさ(特に大企業を中心に個人とは業務委託契約を締結できない企業はいまだに多いです)などもあるので、所得金額や事業のステージによって判断されたらいいと思います。

バリエーションB:スキルをタテ&ヨコへ深掘り

私はビジネス系のフリーランスの方々と接する機会が多いのですが、フリーランスとしてキャリアを積み続けるうえで「コアとなるスキルをタテ&ヨコにぐいぐい掘り進めながら」キャリア形成されている方が印象的です。

たとえばフリーランスのPRの方で「ベンチャー企業の広報が得意(好き、経験がある)」ことからその領域に特化して経験を深めていくーーーですとか、営業系のフリーランスの方が、営業だけではなく周辺領域のマーケティングも経験されながら新たな強みを獲得していくなどのパターンがあります。

②独自のサービス&プロダクトを開発!起業家タイプ

実はWaris(ワリス)のご登録者の中にも②タイプの人が一定数います。①の「法人成り」を一歩進めて、独自のサービスやプロダクトを開発されて、ときには従業員を雇用しながら、起業家として成長していくタイプの人たちです。

起業家が創業当初にフリーランスとしても活動しているパターンとも言えます。私もそうでした。Warisというサービス(ビジネス系フリーランス女性と企業とのマッチングサービスです)を展開しているものの、創業当初はその収益だけではとても売上がたたず、自分や共同創業者がフリーランスとしてライターや編集、キャリアカウンセリングなどの業務を請け負い、それを法人(=Waris)の売上にしながらなんとかサービスを維持していたわけです。

③フリーをへて組織へカムバック!会社員への逆流タイプ

「一度フリーランスになると、もう二度と会社員へは戻れないんじゃないか…」と心配される方がいるのですが、そんなことはありません!「会社員VSフリーランス」のような二項対立で語られることもありますが、どちらが良い悪いというものでもありません。ライフステージの変化にあわせて柔軟に変化させていったらよいと思います。また、④で後述するように両者の境目は最近どんどんボーダーレス化してきています。

フリーランスから会社員へ戻ることを選択する方たちの理由ですが、たとえば「独立してフリーランスとして抑えたボリュームで柔軟に働いてきたが、子どもが大きくなってきたので、ボリュームを増やしフルタイムの正社員で働きたい」「組織で管理職としてキャリアアップする道へ進みたい」「個人では難しいような規模の大きな仕事にチャレンジしたい」「収入面や待遇面などフリーランスに比べて安定感のある会社員に戻りたい」などがあります。

④会社員に戻っても副業を継続!パラレルキャリアタイプ

もともと会社員からスタートし、独立系のフリーランスになり、再度会社員になったのだけれども、会社が副業・兼業OKなので、副業系のフリーランスとしても活動中…といったケースです。

③でも書いたように、近年、「副業兼業解禁」の流れを受けて、会社員とフリーランスの境目はますますあいまいになってきています。

いかがでしたでしょうか?これはあくまで私のこれまでの経験から書き起こしただけですので、「もっとこういうパターンもあるよ!」という方はぜひ教えていただけたらうれしいです。これら④つのパターンがきっぱり別れているわけでもなく、場合によってはこれらのミックスタイプという場合もあります。

人生100年時代、多様な選択肢のなかからそのときの自分にあった働き方を選んで組み合わせてハッピーに生きていくーーそんなふうに暮らしていけたらいいし、そのためのお手伝いをしたいといつも思っています。

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