「ロールモデル見つからない問題」への対処法
「ロールモデルってどうやって見つけたらいいんでしょう?」ーー先日登壇させていただいたLean In Tokyoさんのイベントでいただいた質問のひとつです。この質問、女性向けのイベントに登壇させていただくと本当によく聞かれます。きっと困っていらっしゃる方が多いんですね。
ご質問いただいたときに私がお答えするようにしているのは以下の3つのポイントです。
①ロールモデルは「いいとこどり」で考えよう
ロールモデルの話をするときに、みなさん「完璧な一人の人」を求めすぎじゃないでしょうか?仕事ができて部下や同僚からも慕われていて、プライベートではお子さんが二人いて、ご家族で仲が良くて…といったような。
私はロールモデルは「いいとこどり」でいいと思うんです。Aさんの実行力、Bさんのコミュニケーションスキル、Cさんの巻き込み力…自分が「素敵だな」と感じる部分をちょっとずつまねたり、お手本にしたりすればいいのかな、と。
②社外にも目を向けよう
①と同時に大切にしたいのが「社外にも目を向ける」ということ。社内のロールモデルは身近な存在ですから、それはそれで大事ですが、社外にも目を向けることでより多様で素晴らしいロールモデルとの出会いが可能になります。
メディアやSNSの情報、さまざまな社外イベントへの参加などでもロールモデルと出会うことができます。最近はオンラインイベントが増えて、より気軽に参加できるようになったのがいいですよね。
オンラインであればイベントを自身が主催することのハードルも下がっているように感じます。自分たちで企画してゲストをお招きしたりすることでも出会いは広がります。
副業やプロボノ活動を通じて出会うこともあります。私自身は会社員時代に社外でチャリティー活動やプロボノ活動をしていて、その活動を通じて心から「すごいなぁ」「素敵だなぁ」と思う人たちとの出会いがあってたくさんの刺激をもらいました。
③性差&年齢を飛び越えよう
ロールモデルと言ったときに、必ずしも同性の方じゃなくてもいいと思うんです。これはメンターも同様です。また、年齢も同じく。ともするとメンターやロールモデルって年上の方を思い描きがちですが、自分よりずっと年齢が若い方からもたくさんの学びが得られます。
ロールモデルを通じて学んで気づいて一生かけて少しずつ成長していけたらうれしいし、自分自身も誰かのロールモデルになれていたらうれしいです。