TOKYO2020応援ありがとうございました!
こんにちは、パラテコンドーの田中光哉です。
東京パラリンピックが閉幕しました。9月2日にその東京パラリンピックのテコンドー競技61㎏級に出場してきました。
初めに、この4年間の全てをかけてきた舞台に無事に立つことができたことは、僕にかかわるすべての応援者の方々のおかげであり、決してぼく一人でたどり着けることができない道でした。数えきれない多くのサポート、声援を本当にありがとうございました。
2020年1月に内定が決まり、この舞台に臨むまでには、コロナによる多くの苦難があり、さらに個人的には競技人生で最も怪我も続いた1年半の日々でした。それでも心折れずに最後まで前を向くことができたのは、チームメイト、パートナー、監督、コーチ、トレーナー、その他パラリンピックに向けて犠牲を払う全ての方が近くにいてくれたおかげです。かけがえのないチームと共に多く時間を共有できたことは一生の宝ものであり、幸せでした。
試合では、初戦で対ブラジルに敗戦、敗者復活で対アゼルバイジャンに敗戦と2戦2敗と望んでいた結果は得られませんでした。ただしこれまでやれることはやった上で、持てる力を出して負けたと感じています。勿論悔しさも大きいですが、これが現実だと受け入れてます。
ただ自分自身の可能性は広がり続けていると信じていて、パラリンピックを経験して、こんなにも強い相手が世界には山ほどいること、高い壁が目を前にあるこの試練・目標に心がワクワクしています。
いま開いている世界との差に対して、これから追いつき、そして追い抜くことが本来の追求すべき競技者として喜びだと思います。そして加えてその過程で応援してくれる方や、同じような境遇の方々の心が動くことがあれば、それは更なる喜びだと信じています。
この競技人生で「沢山のサポートや応援を受けて、心を強く持ちパラリンピックを目指したこと」、その「東京パラリンピックの舞台で全力を出して戦えたこと」、そして「そこで力及ばず勝利できなかったこと」、
その全てに感謝しています。
だから僕は強くなれると信じています。
「石に刻め 人の情」
田中光哉
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