配信におけるコメント(リスナー、ビューアー)への対応を簡単にするための機械的分類
配信活動では個人間の交友関係の深さごとに対応を工夫することや、平等な対応など相反する要求があり、もし配信の方向性が明確であればその指針に従い己を突き通せばよいのですが、そうでなく何となく配信しててどう対応して良いのか困っている人の役に立てば良いなと思って書く記事です。
コメント(リスナー、ビューアー)の種類
分類の単純化をします。この人のこの時のこのコメントにはこう返す、と考えると組み合わせが爆発してしまい、いわゆる頭の回転の良い人にとっては簡単かもしれませんが、そうでない人にはとても難しい作業です。なので単純化します。コメントとそれをする人を一つにくくります。そして3種類に分けます。
交流の人((将来の)ともだち)
便利の人(いわゆるプロリスナー。配信者が欲しいと思ったときに欲しいコメントをする人)
にぎやかしの人(大規模配信者へのコメント)
突然の指示、全般的に命令口調、感想、独り言は3に分類します。その中で、自分にとって有益だと思ったものは2に分類します。
挨拶から始まり、会話のキャッチボールが成立するものは1に分類します。
対応の種類
1の人には自分が話したいと思ったことを自然と話せるはずです。この文書の対象読者が何となくの配信、つまり収益や規模をしっかり定めていない配信を行っている人なので、楽しいひと時を1の人と過ごせるように、ほかの人への配慮なしに会話をすると良いでしょう。
2の人と友達になれると楽しいと思うかもしれませんが、2の人はたぶんその関係を望んでいません。配信者と視聴者の距離感を保ちましょう。あなたが配信を続けることが2の人の望んでいることです。お礼や救援の言葉は2の人の行動を支えるものになると思います。
3の人には、会話を試みると基本的に配信においてモチベーションの低下をまねくので、反応しないようにしましょう。肯定しても否定しても従っても逆らっても教えを説いても教えを乞うてもこの世界の幸せの総量が減ります。情報は間違いだらけで、命令は的外れです。大規模配信者が一つ一つのコメントに反応してないのと同様に、3のコメントはスルーされるべくこの世界に発生したものなので、反応する必要がありません。ただし、人間関係は複雑で、3を相手にすることで思わぬ良い関係と巡り合う可能性はあります。ですが、1や2を失うリスクと比べればチリのようなものなので気にせず放置が良いと思います。特に配信の初期で人間関係が0の状態の場合相手をしたくなるかもしれませんが、我慢しましょう。
おわりに
会話は一人でするものではありません。当事者がお互いをおもんばかって初めて成立します。1の人の分類方法を「挨拶から始まり、会話のキャッチボールが成立するものは1に分類します。」としたとおり、この分類の責任の半分はあなたの会話スキルに依存します。会話スキルにたけた人は、3の人を1にすることもできるかもしれません。自分の会話スキルを適切に評価し、1への分類を適切に行いましょう。自身の能力を過信して3を1に入れると地獄が口を開けて待っています。挨拶をしていることと、こちらの話を聞いていると判断できることを基準にしておけば、機械的に振り分けることができて快適に配信を続けることができると思います。
あなたの今後に幸せがありますようにお祈り申し上げます。