
台湾ひとり研究室、始めます。
このnoteのタイトルを「台湾ひとり研究室」とすることにしました。今後は、おおよそ次のようなコンテンツを届けるページにしていくつもりです。
「台湾ひとり研究室」でお届けするもの
ー本屋:本のこと、本屋のこと。
ー台所:ごはん周り全般。市場やレシピ、食材など。
ー映像:ドキュメンタリー映画を中心に、ドラマや映画の話。
ー貓咪:家ねこ、保護ねこ、猫飼いや猫カフェの話。
ー留学:個人的な留学日記。
ー取材メモ:上記以外のごった煮。
「台湾」といっても、さまざまなテーマがあります。観光スポットやおいしいお店について得意な人もいれば、雑貨が好きという方もおられるのですが、残念ながらわたしはそういったものは苦手。それでは、一体、何に興味があるのか……実はこれ、自分でも長いことよくわかっていませんでした。
タイトルをつけた理由
2014年にWordpressで個人サイトをスタートさせ、あれこれ書き連ねてきました。noteに移行したのは数カ月前。読み返すと、好き勝手に書いてきたものばかりで、ある程度、末長く読んでいただけそうな内容に精選した…つもりです。
そうやって自分なりに選んでみたものの、まだバラバラしていて今ひとつしっくりこない。なんていうか、もっとこう「台湾について発信しているコンテンツ」しかも「何か特徴を表したい」、パッとわかってもらえる見出しがないものか…と考えていました。
過去記事を精選していく中で、気づいたことがひとつありました。それは、ごはんや台所周りと、本と本屋、映画などのコンテンツ産業に興味があるようだ、と。ああ、わたしにとって大事な核はこれか、とようやく思い至ったわけです。
記事見出しの付け方
今後はこんな見出しをつけて、記事内容をパッと判断していただけるようにしていこうと思います。
例)台湾ひとり研究室:本屋編「〜〜」
例)台湾ひとり研究室:台所編「義母ごはんレシピ:〜〜」
ごく単純に、サイトテーマ>分類>コンテンツ、という区分です。見出しは長くなりますが、方向性が読み取れるように、という意図です。さらに過去の記事は順次、この見出しに修正していきます。
「たいわんの本屋」アーカイブ、公開します
ところで2016年から1年強、ポプラ社さんのサイトで「たいわんの本屋」というコラムを書かせていただいていました。台湾では「独立書店」と呼ばれる個人書店に伺い、どんな街で、どんな人が、何を考えながら本屋さんを経営されているかをお伝えするものでした。台湾にはバラエティに富んだ書店のビジネスモデルがあり、とても新鮮でした。
連載終了時に、編集さんからはアーカイブを残しては、とご提案いただいていましたが、移り変わりが激しく、旅行者の多い台湾で、データを維持していくのは厳しいのではないかと考え、すべてクローズにしてしまいました。
実際、取材した書店さんの中には、閉店、移転など、この6年(!)で大きな変化の波に遭遇したお店が複数出ています。ただ、だからといって本屋/書店のカルチャーが消えたわけではありません。単に、新陳代謝を繰り返しているに過ぎないのです。
たとえば、YouTubeでアーカイブが残されているのだって、「当時」を知りたい人にとっては、大きなヒントになるかもしれない。大袈裟かもしれませんが、そんな通過点を知らせるのもまた、今を考えることにつなげていただけるのではないか——そう考えたのでした。
編集さんとカメラマンさんの了承をいただいたので、あとは取材先の再許可をいただき、準備できたものから、順次、こちらで公開していく予定です。
若干の補足
さて、「台湾ひとり研究室」はもちろん研究組織ではありません。まあ、言ってしまえば1人で調べて書いている、それだけです。以前、友人たちに指摘されたことでもあるのですが、わたしはどちらかというと1テーマを誰に頼まれたわけでもないのに深掘りするのが好きなので、そういう記事が多いページですよ、というおよその特徴をお伝えする指標、という程度の意味です。
候補として、ラボとかリサーチといったカタカナ語もありましたが、
台湾あちこちラボ
台湾リサーチラボ
たいわん研究室
台湾一人研究室
台湾ひとり研究室
たいわん一人研究室
たいわん1人研究室
…と並べてみて、ぴったり来たのが「台湾ひとり研究室」です。「たいわんの本屋」みたいにひらがなにすることも考えましたが、やはり記事に行き当たりやすくなるのは漢字だろう、と思い直しました。
海外に暮らしている日本人の方は約140万人いらっしゃるそうです。異文化での暮らしは、毎日が未知との遭遇で、世界の広さに呆然とすることもしばしばです。台湾の片隅で、その未知との遭遇を結構楽しみながら格闘しているルポライターがいるんだな、と思っていただけるとうれしいです。
あら、気づいたら2,000字。では、次の記事でもお目にかかれたらうれしいです。どうぞお見知り置き賜りますよう。
台湾ルポライター 田中美帆拝
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