台湾ひとり研究室:本屋編「新刊告知祭り:スタッフからのコメント編1」
昨日までは、ライターとして『「神農生活」のある暮らし』の本づくりの過程で感じてきたことをご紹介してきました。今日からは少し違った目線で、本のことを知っていただくべく、本書の制作に携わったスタッフから寄せられたコメントをご紹介していきます。
まず最初に、本書の出版元であるグラフィック社編集部の山本尚子さんにトップバッターを務めていただきます。
P34とP48はそれぞれ紅藜と馬告の本書内でのページ数です。すでにどちらもお使いだなんて、台湾通の証ですよね!
異文化にいる台湾の著者を抱えての進行は、きっと気苦労が絶えなかったと思います。いくら距離が近くても、そこは異国。仕事の進め方は決して同じではありません。とはいえ、社内で本書の出版稟議を通過させ、これから営業の担当さんはじめ、さまざまな手間をかけて全国に本書を持っていってくださることで、全国の皆さんに手に取っていただける状態になります。
今でこそ、いろいろな版元さんがさまざまな切り口から企画を立て、台湾に関係する書籍の出版を決断してくださるようになりましたが、そもそも、台湾関連の書籍を出す版元さんはそう多くないのが現状です。版元を承諾してくださったからこそ、本書の出版があります。そこに最大限の感謝を申し上げたいです。
社内では、おそらくこれからの営業スタートに向けて、各地の書店さんとのやりとりがすでに行われている時期だと思います。台湾での販売は、すでに予約が始まっているとお聞きしています。本のご購入を考えている方、ネット書店も便利な時代になりましたが、ぜひお近くの書店さんでご注文をご検討いただけたらうれしいです。皆様のご注文が書店を、出版社を元気にしてくれますから。
ちなみに冒頭の写真は、山本さんおすすめの馬告の入った蒸し魚のお料理です。ご存じない方、魚の肩や腰のあたりにある黒い粒が馬告です。書籍内では、どんな食材なのか、その由来や背景などをご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。