伏見稲荷と彦根
*過去記事(2019/9/26)*
結構前の事。
仕事で彦根に出張することがままある。
彦根:ひこにゃんが居るところ、滋賀県の琵琶湖の右側らへん、彦根城があるところ。残念ながら、それ以外は何も無い(偏見)
予算が無いので、夜行バス、それはまた別の話で、とにかく何が起きるかというと、深夜バスで彦根に直で行くと、早朝に彦根に放り出される。
繰り返すが、彦根には彦根城以外何もない、早朝に城はやっていないし、そもそもコンビニすら閉まっている(失礼)。
なので、マジで居場所が無い。
ホームをレスした人と同じ状態になるので、往路は夜行バスで行ってはいけない。
初回はそれをやらかして、ひたすら琵琶湖を眺めて、琵琶湖のほとりを歩いて、歩いて、歩いて(荷物には3キロ分の書類にMacBookが入っている)、それでもまだ7時前とかで、単純に言って地獄。
複雑に言うと、もう二度と御免という訳で、次から往路は京都まで一旦行って、そこから1時間位かけて彦根まで戻るという事にした。
東京ー京都→彦根で行くと、彦根にダイレクトで行くより(移動距離が長いのに関わらず)価格が半額〜3割程度安い(京都まで深夜バス)。
東京ー京都(大阪)は日本で一番価格競争が激しいバス路線だと誰かが言っていた、それは正しいと思う。
新宿ー京都の片道1200円程度の激アツの便もある(絶対乗りたくない)
、いつか人生の経験として乗ってみたい(1人は嫌だけど(寂しいから))。
恋人(候補)が財産目当かどうか、を試すためにサイゼに連れて行くとか、借金を抱えた〜って一芝居打つとかいう話があるけど、ハネムーンを1300円の夜行バスで計画するというのはどうだろうか。
帝国ホテルから東京駅鍛冶場駐車場までは徒歩で10分程度、真っ白いドレスとタキシードで、そのまま4列シートの夜行バスへGO。
コルセット装着したままの夜行バスはキツイだろうな。
その愛は本物か、どうか、それは2人だけが知る。
唯一分かっているのは、自分の娘のハネムーンがそれだったらスゲ〜嫌だ。
京都は、早朝から活気に溢れている(安心する)。
朝食の選択肢も多いし、人が沢山居ることは、今迄ウンザリ要因でしか無かったが、それだけで心が安定するという事を、(深夜バスから降りたった先が虚無シティだったら、精神的にかなりボコボコにされるという事を)初めて知った。
願掛けと景気づけにお参りでもしようかと、そう思って、どうせならあのコマーシャルの所へいこうと、それで伏見稲荷に行った。
伏見稲荷は、ヤバい。
何がやばいかというと、伏見稲荷は、基本的に山。
マジの山、ずっと山、いつ千本鳥居が終わるのかな〜なんて考えながら(早朝なのでテンションが上っているという)歩いていく、頑張る、歩いていく、頑張る、歩いていく。
歩けども、歩けどもまだ、伏見稲荷、まあ多少はね・・・
一句詠み終えて(なぜなら文化人だから)、ふと看板を見ると、案内図がどう考えても山のやつ、高尾山とかに有るやつと同じ。
写真は無い。
でも、願掛けって登って来てしまったし、ここまで来たら登り切るしかないし、そもそも引き返すにも相当また歩くし、こんな事ならもっとイージーな願掛けにすればよかった、京都でアンパンを買う、とか。
そして、伏見稲荷はミニ鳥居?というのか、一定額払って、ミニチュアの鳥居を買って自分の名前を書いてそれを納める、絵馬的な鳥居が売っているけど、それの量がエゲツない。
未開の土地の見てはいけないヤバイ場所(見たら住民に惨殺される)かよ、
と誰かに言いたかったけど、1人だった。
隣の外国人カップルは楽しそうに自撮りしてた。
伏見稲荷が山だって事は、結構常識だったようで、
結局何が言いたいのかというと、勉強って大事。
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